人を動かすためにはインセンティブの前に大義が必要

なにか、会社とかで新しいことをしようとして、つい、インセンティブに頼りがちです。インセンティブも大切ですが、その前に必要なことがあります。

インセンティブだけだと、行動に及ぼす影響が低いのです。金額が低い場合だとそれだと人は動かないです。特に会社であれば、それぞれの人がそれぞれの業務を抱えているので、金額が低いと優先順位も低くなり、その業務には対応しないです。逆に高くすれば、動くのか、というと、当初は動きますしそれがうれしいのですが、そのうち慣れてしまうのと、やっぱり、金銭だと原資をどうするか、とか、難しい面があります。

人を動かすには、その他の要因も必要です。一つは恐怖や権限で人を動かします。例えば、社長命令、とか、やらないと首だーとか。これだと動くことは動くのですが、モチベーションが低下したり、プレッシャーになったりします。場合によっては、形式的になったり、思ったような成果が上がらなかったり、成果はあがっても精神的苦痛が続き、長続きしない、ということもあるかもしれません。

もう片方は、大義を解く。その理由を、会社のためならず、世の中のため、社会のため、従業員のため、ということができれば、動かしやすいです。上述したとおり、それぞれの人がそれぞれの仕事を抱えている以上、大義だけでも動きません。また、大義はすぐに忘れ去られやすいので、なんども説く必要があります。

もちろん、インセンティブだけでもだめだし、大義だけでもだめです。まずは、大義があり、そこを補填する形でインセンティブがあると動きやすいです。若干、経営者よりの言動をすれば大義で動かせるだけ動かして、それをインセンティブで補足する、ということです。もちろん、抱えている仕事が多いなかで仕事を増やしてもそりゃできんだろう、、と、いうこともあるので、その場合はその人の仕事を減らしてあげる必要があります。

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