禍福糾えること縄のごとし、を、能動的に人生に活かすためには

禍福糾えること縄の如し、ということばがあります。これは、悪いこともいいことも、縄のように交互にやってくる、という人生訓です。どちらかというと、「そう言うものだよ」感がある言葉ですが、これをより積極的に人生に活かす筋道を考えてみました。

禍福、なので、先に禍が、つまり先に災難がやってくる場合と、福が先になる場合の二つの場合が考えられます。

禍についてですが、それをどうやってチャンスに転じるか考えてみる。災難や危機があったら、心が不安になったり、萎えたりしてしまいます。でも、実は、災難や危機こそが目に見えないチャンスがあったりすることもあるでしょう。例えば、恋人と別れて悲しんでいたらもっといい人が見つかった、とか、チームで揉めたら雨降って地固まる、で、仲良くなったり、そう言うことありますよね。それを受動的に「悪いことがあったから、次はいいことあるさ」ではなく、「この苦難をどうやっていい方向に変えるか?」と考えることが、次の福にもつながりますし、何より精神的に前向きになります。

次に、福がやってきた場合。禍福糾えること縄の如し、という言葉あると「いいところがあると、次は悪いことがあるかもしれない。」と不安に感じてしまうかもしれません。なので、「何か落とし穴があるのではないか」と慎重に考えるようにしつつ、調子に乗りすぎないように気をつけましょう。そうすることにより、思わぬ落とし穴に落ちたり、調子に乗っていると周囲に思われないようにしましょう。言葉としては、「勝って兜の尾を締めよ」に近いと思います。

禍福糾えること縄の如し、で、禍の時も福の時も、考え方や行動によっては、状況をよくすることは可能なことでしょう。そう、運命を100%コントロールすることはできないし、時として運命は自分に対して激しく噛み付いてくることもあります。ですが、逆に、全くコントロールできない、と言うこともなく、仮に運命の荒波でももがけば、多少は自分の思う方に泳げることもあります。なので、禍であれ、福であれ、それに流されず、いい流れを見つけることが必要でしょう。

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