自分であれ組織であれ、「変わる」ということは必要なことですが、とっても難しいことです。じゃあ、この「変わる」ということに対してどう対応するか考えてみました。
まず、「変わる」ということは、よりよい人生を生きるにあたって必要不可欠なことなのです。なぜなら、世の中はどんどんと変わって行くから。例えば、最近であればコロナ危機。このコロナ危機により、人とのつながりや仕事の仕方ががらり、と変わりました。それに合わせないと、ビジネスや人づきあいはできないことになります。
ですが、もう一方で、変わりたくない、というのが人間の本質です。ややもすると、同じ仕事の仕方、同じコミュニケーション、同じ道具、、、を使ってしまいます。新しいことをすると、その後は楽になるとわかっても、その場は大変なのでつい、ひるんでズルズルと時が流れてしまう、これも人間の本性です。
これにどう対応していくか。変化に対応することが大切なことである、という、価値観を身につけることが必要です。その中で、可能な範囲で変化に対応する。身近な例で言えば、使ってみる、ということです。とくに自分の仕事とか、近しいものについては変化に対応するという取捨選択も大切。自分から距離が離れているところにあることに対してはあえてキャッチアップしない、という選択もあるかもしれません。
あとは、対組織の話ですが、イベントや事件を変化の大義名分にする、ということがあるかと思います。コロナであれば、時差出勤、在宅勤務、オンライン化、以前からも有用性は語られていたのですが、しがらみや慣性の法則でなかなか導入されない。それが、「コロナ」というイベントが発生し、一気に導入が加速した。やるまえはしがらみでできなかったのが、やってみると意外とスムーズ。なので、変化が起これば、「それへの対応」という大義名分ができるので、変化を起こしやすい、面があります。
ということで、なかなか、難しい変化への付き合い方。世の中は川の流れのように常に動いているので、それに対応していく、ということがもとめられてきます。