人を批評する、結構、楽しかったりするものです。ですが、その楽しみに浸りすぎると、人生が止まってしまったりします。むしろ、批判されるほうに身を置きたい、今回はそんなことをば。
批評している、ということは安全地帯から分析しているだけです。なにかをしている人、もしくは、失敗してしまった人、というのは、なにかしら突っ込みどころがあったりするものです。そこをとらまえて、批評めいたことを言ったり、同じことを考えているような人とそのことについて話したりすると楽しいですよね。自分が偉くなったような気がつい、してしまいます。
ですが、批評している人、というのは、実際にはなにもしていません。ただ、ただ、人の悪口を言っていい気分になっているだけ。そうやって、いい気分に浸っているうちに、動いている人たちはどんどん前に進んでしまい、自分たちはいつまでも同じ場所に取り残されてしまいます。
さらに、悪いこととして、批判する側に身を置くと、動きがとりにくくなってしまう、ということがあります。つまり、なにか新しいことや変わったことをしようとすると、かつての自分たちの仲間になにか言われるのではないか、と気になってしまう。今までは、その人たちと一緒にあれやこれや言ってたわけですしね。逆に、動いている人や肯定的な人は、そういう時には背中を押してくれるので、すすっと物事を進めることができたりもします。
やっぱり、なにか変わったことや新しいことをすると、批判されることもままあります。そういう時に、批評する人たちよりは、同じように走っている人たちと一緒にいるとそういうこともなく、前に進んでいくことができます。