社会人をしていると上司からの指示に納得できない場合があります。そのような場合にどう対応するか考えてみました。
自分の意見を述べる
一番最初にすることは自分の意見を述べる、ということだろうと思います。以前も書きましたが、上司の見方は広く浅く、担当者の見方は深く狭いことがあります。そのため、上司の指示が時として的を射ている場合もありますし、そうでない場合もあります。そのため、担当者としての見方を上司に伝えると割とすんなり受入てもらうことも多かったりします。
この時の注意点は2つ。まずは、上司の意見を真っ向から否定しないこと。否定されると、感情的になってしまうので、担当者の指摘が的を得ていても受け入れにくくなります。そのため、意見の言い方は気を付ける必要があります。もう一つは、あまり延々と反論しないこと。長々と食い下がられると、上司としていらいらしてきます。そのため、ある程度自分の意見をいっても上司が聞かない場合には次の手を考えることが必要でしょう。
言うことを聞く
組織人として考えるのは上司の言うことを聞く、ということでしょう。泣く子と地頭には勝てない、という言葉があるので、組織人である以上、上司の言うことを聞くことはある意味やむを得ない状況ではあります。上司の言葉は間違っている、と思っても実は自分のほうが誤っていた、こともあります。まあ、従ってみる、という手もあるでしょう。
なお、上司の指示は時として大ざっぱな場合もあります。そういう場合は、方向性としては上司に従っていても、細部は自分好みに仕立てる、ということもできるでしょう。また、上司の指示が法令/倫理の観点から乖離している場合はこの限りではありません。幸いにして私はそこまでの状況に直面したことはないのですが。
様子を見る
少し時間的余裕がある場合には、様子を見てみる、ということも有用です。本当にこの指示に従う必要があるのか、というときには時間をおいてみる。どこかのタイミングで「あの件、どうなっている?」と再度督促されたりしたら、実行するということもあるでしょう。時間をおいて、追加の状況確認がない場合は、もう1回確認してみる、そのままにしてしまう、ということも考られます。
ただ、この場合、上司に「指示を無視した。」といわれる可能性があるため、そういわれないように注意を払うことが必要です。
言うことを聞かない
組織人としてはとりにくいのですが、言うことを聞かない、ということもなくなはい。勝てば官軍、ということで成果さえ出せれば、指示に従わなくてもいい、ということです。
ただ、この方法は負ければ賊軍になってしまい、失敗した時のリスクを全て自分が追うことになってしまいます。また、組織の中だと、上司の言うことを聞かない、というのはあまりいい評価を得られません。僕自身はリスクは高いので、あまりできないな~、と思います。
上司の人間性によって対応を変える
上司の人間性によって、対応を変えていく、ということが必要です。例えば、命令には絶対服従タイプには、自分の意見は述べにくかったりします。また、部下への指示を閻魔帳のように記録/記憶しているタイプには様子を見るは、あまり通じないでしょう。このように、上司のタイプにより対応を変えていくということが必要でしょう。
まとめ
上司に言われたことについて納得がいかないこと、往々にしてありますよね。そういうとき、どう対応するかいくつか案をもっておくといいかと思います。