よく言われることに、「ITが発達すると仕事がなくなる」と、言われることがあります。確かにそうな面もあるし、だけどなー、と思う面もあります。今回はそんなことをば。
正確には、ITの発達とともに減る仕事もあるし、増える仕事もある、と思います。総体として、減るのか、、と言われるとそんなことをないのでは。
じゃあ、今までずーっと、技術革新は続いているのですが、仕事をしている人減っていますか?そんなことはないじゃないかなー、と思います。これは、スーパー感覚的な話なのですが、仕事の内容そのものは変わるのですが、仕事の量はむしろ増えているというか。結局、どこかどうかには人が足りない産業があり、大きな流れで見れば労働力が必要なくなった産業から労働力が必要な産業に人が動いているはずです。
もちろん、個々の人で見れば、仕事がなくなる人もいるでしょう。タイピストなんて職業はいまはないですよね。あと、会計事務所なんかでも昔は手書き、そろばんで帳簿つけたり申告書を作ったりしていたのですが、どこかのタイミングでパソコンで作成できるようになりました。そうすると、パソコンが苦手な人はやめてしまい、もともとパソコンができた人、パソコンができるように努力した人は仕事をつづけたということはあるようです。
つまり、ITにより減った仕事もある、一方でITにより発生した仕事というのもあります。最近だと、生成AIのプロンプトを専門に書く、プロンプトエンジニアの求人が増えているようです。これなんかは、Chat GPT等の生成AIが脚光を浴びていることによりできた仕事といえます。ITが発達すれば、そこにまつわる業務というのは、発生します。
じゃあ、ITに仕事を奪われないためにどうすべきか、というと、やっぱりITを利用する、ということです。つまり、ITの発達をきちんとキャッチアップし、自分たちの仕事に織り込んでいく。おそらく、それがもっともわかりやすい解法ではないでしょうか。翻訳家もグーグル翻訳の発達で仕事がなくなる、、と思いきや、うまくグーグル翻訳を使って仕事を効率的に進めているようです。
ということで、ITに仕事を奪われる、というのは、人による、というところもあるようです。なので、ITから背を向けるのではなく、きちんと向き合って仕事に組み込んでいく、ということが必要でしょう。