二者択一であっても、選択肢が複数あっても、どこを選んでも明るい未来が見えない、ということありますよね。今回は、そんな時どうするか考えてみました。
よくあるのが、自分が属している事業や商品が衰退化してきていて、新しい事業や商品が勃興しているときということがあります。
そんな場合、このまま既存事業を続けていても需要が先細っていって厳しいし、新しい事業や商品に飛び込むのも後発で飛び込むでも既存事業は存在しているわけですし、そこから新しいことをするのは習熟とかそういった面で厳しい、ということあるでしょう。つまり、どちらに転んでも厳しいことに変わりはない、ということです。
ちなみにこういう時に注意すべきは、事業として衰退していても、会社としては続けるという選択肢はあることです。たとえば、需要は減ってもそれ以上に供給が減る、つまり、事業や商品から撤退する人が増えれば、一社あたりに取れる需要は増えるので、商売としては特になるケースはあります。ですが、他方で完全にその事業や商品に対する需要が消え失せてしまう、ということもあるので、どちらにすべきかは難しいところです。
その場合、まずやるべきなのは、現状の分析をきちんと行い、将来どうするか考えること。既存事業や商品のプレゼンスが高い、ということであれば、それを継続する、とか、逆にそこがイマイチなら新しい展開を考えるということもあるでしょう。それは、従業員の習熟やモチベーションといったことを考える必要があります。
それをしても、やはり苦しい、どちらの道をとっても、茨の道にしか見えない、ということあります。そういう時は、自分の感情や信念で決めてしまう、ということもあります。結局、事業も商売も、損得と好き嫌いで決めていく、ということになります。もちろんバランスは必要ですが、損得で決めれないのであれば、というか、多少損してでも、やっぱり、感情が動くとか信念にそうとか、そういうことを大切にして、あとは、力強く進んでいく。そうすると、中途半端に両ドリするよりも潔いし、成果も出やすい、光明が見えやすいと思います。
ですので、どちらにいっても茨の道である場合は、腹を括って信念で決めながら進んでいくことが望ましいでしょう。