これは節約に関するお話です。といっても、節約のテクニックの話ではありません。もう少し、マインドセット的なことを考えてみます。

以前、節約術に関するセミナーを受けたときのお話です。その中で、講師の方が、「こういう話（節約や小金稼ぎに関する話）はそんなことにこだらなくても十分お金はあるのに、、、という人ほど興味をしめし、逆に、こういったことにきちんと取り組んだほうがいいと思う人ほど、気にしていない」といっていました。

その話を聞きながら、確かにそういう面はあるかもね、と思いました。お金が貯まるかどうか、、ということは、マインドセットに依存するからです。よく世間では、「あの人は金持ちのクセにケチだ」と言われますが、ぼくは因果関係は逆で、むしろ、「あの人はケチだから金持ちになった」が正しい論理では、、と考えています。

いくら稼いでも、いくらあっても、パーっと使えばお金なんてすぐに使ってしまいます。特に羽振りのいいような素振りを人前で見せると、蜜にたかるありのように、お金目当ての人が集まってきます。そういう人たちは、一般に耳に優しいことを言うので、ついついお金を出してしまう。お金がなくなれば、縁の切れ目、にもかかわらず。

逆に、きちんと貯めるマインドセットを持ち、多少、お金が入ってもあっても、急激に生活水準を変えたり、無駄遣いを控えれば、お金は順調にたまってきます。特に、キャリアの初期は収入は増加していくので、そこで、お金の使う額を抑えれば、お金は溜まります。運用とかすれば、もちろんリスクはあるものの、資産は順調に育っていくでしょう。

ということで、現時点においてお金あっても収入が大きくても将来はどうなるか分からないので、一定の蓄えはしておきたいものです。そのためのマインドはきちんともっておきたいものでありまする。