値上げをする、ということは、一般的には嫌なことであり、よくないことである、、と考えています。商売をやっている人に値上げを聞くと、「そんなことはできないよ!」と、あたかも値上げが悪いことのように言われることもありますよね。でも値上げする人間には、値上げする人間の正義、というのもあるのです。今回はそんなことをば。
値上げをする、自分や自分の周囲にいる人を守ることになります。というのは、値上げがあれば売上が上がり、利益が上がります。その利益が、従業員に対する賃上げ、取引先に対する支払い、自分が生活していくための資となります。特に、物価上昇期だと、賃金が上がらないと相対的に買えるものが減ってしまうため、賃金を上げるということが必要となります。
別に、値上げをする人は気軽に値段を上げているわけではありません。特に、我が国においては、値段を上げることに対する抵抗感というのが、やっぱりあります。その中で、値上げをお願いするとなると、どうやったら少しでも納得して値上げを受け入れてもらうのか、、、ということは真剣に考えますし、また、値上げをした時に反発されることや時として契約を打ち切られることの恐怖を感じながら値上げをしているわけです。
実は、値上げはお客さんのためになる、ということもあります。それは、値上げをすることにより業務の品質を上げることにつながることがあります。サービス業であれば、お客さんが増えれば、自分の時間は一定であることを鑑みると、一人当たりにかけれる時間は減ってしまいます。そこで、値上げをすれば、ある程度、抱えるお客さんの数を減らすことができ、その分、お客様一人当たりに対してかけることできる時間が増加し、業務の質を上げることができます。これはむしろ、たくさん抱えすぎて、業務が回らなくなった時に、値段を上げて仕事を減らす、ということにも繋がります。
ということで、値上げをする人が持つ正義について考えてみました。もちろん、値段を保つ正義もあるので、そのバランスは考えたいものです。日本人の多くの人は値上げをすることに罪悪感や否定的な感情を持ちやすいので、今回は値上げの正義について考えてみました。