ペーパレスということで、紙にすることが問題視されるようになってきました。ですが、紙にもやっぱりメリットがあるのです。今回はそんなことをば。

紙の方が読みやすいのです。これは、世代差はもちろんあるのですが、特定の年齢より上の人は特に当てはまると思います。どうしても、画面上より紙の方が頭に入りやすく、また、書き込みや折り込みなどもしやすい。全般的な読みやすさは紙の方があって、やっぱり、特に文章が長くなるとプリントアウトなどして読んでしまいます。

相手の目を惹きやすい、というのもあります。同じチラシでも、それがメールで送られてくる、あまつさえPDFとかで添付されている、ということになると、見られずにスルーされてしまう、ということも多いです。それが、紙で回ってきたり、紙で渡されたりすると、とりあえず、見てみようかな、、という気にはなります。この場合は、手紙よりは、手渡し方が効果が高いように思えます。

あとは、データより強いということがあります。もちろん、紙でも紛失したら、情報漏洩になります。ですが、データ化してなければ、オンライン上でのハッキング、というのはないです。また、データだと、デバイスの故障やらなんやらで消えてしまいやすいのですが、紙はロッカーにでもしまっておけば、そうそう、なくなりません。金庫に入れたりとか物理的に守りやすいので、紙の方が情報としては頑丈だと言えるでしょう。

あと、税務的にいうとデータでもらうと電子取引ということになり、電子的保管が要求されます。もちろん、時代の流れとしては、データ化していくんでしょうが、自分のビジネスとして紙で管理するタイプの人であれば、データで貰わず紙でもらったほうが、いちいち、保存法とか考えないでいいので楽です。

ということで、紙にも色々とメリットはあります。なので、データと紙、うまく使い分けていきたいものですね。