例えば、趣味や自己啓発を始めようとする時に、お金をかけて、いい道具を買ったり、高いスクールに申し込んだりすることがあります。そうやって、お金をかければきちんと取り組むだろう、と思いがちです。が、それは幻想で痛い目に遭うので要注意、というのが今回のお話です。
例えば、料理を始めようとしていい包丁を買ったり、それなりの値段がする料理器具を買い込む、とか、英語を勉強するために一括で高額の教材を買ったり、そんなこと、皆さんも記憶にありませんか?
要するに、高い金を出して、初期投資をすれば、その投資を取り返すべくきちんとそのことに取り組むだろう、と思いがちです。ですが、期待された効果とは裏腹に、結局、そのことに長続きせず、初期投資が無駄になってしまう、、という悲劇は頻出なのです。
なぜか。やっぱり、いくら初期投資をしても、面白くないものは、やっぱり、面白くないのです。特に、趣味や自己啓発は必須のことではないので、やってみて、「面白くないなー」と思うとやらなくなってしまうものです。もう一つは、お金を出した痛みは長くは続かない。最初のうちは、申し込んだ時の高揚感もあり、そのことに取り組みますが、やがては、それだけだとやらなくなってしまう。
ので、何かに取り組む初期段階で、高額の買い物をしても無駄に終わる可能性があるのでやめた方が無難です。むしろ、最初はお金をなるべくかけずにはじめ、様子を見ながら徐々に支出額を増やしていく方が無難です。料理で言えば、最初は安い包丁や最低限度の料理器具だけ揃え、徐々に道具を揃えたりバージョンアップしていくような方法。
もし、初期から継続させたいのであれば、高額のものを買う、、の他に、例えば、友人と一緒に始める、コーチをつける、習慣化させる、といった、方法も併用していくといいでしょう。
ともあれ、取り組みはじめの初期に大金を投じるのは、結局、無駄になる可能性があるので、控えた方が無難でしょう。