人事制度は横並びと独自性を注目

人事制度を作る、というときに、充実させれば従業員は喜ぶし、ただ、やりすぎると企業にとって負担になりますよね。その時に考えるポイントを整理しました。

実は、まず、意識したいのは横並びの発想です。つまり、世間の動向とか、業界水準とか、そういったことを意識することになります。結局、給与水準一つとっても、世間の水準より高いと企業の負担は大きくなるし、世間の水準より低いと従業員は去ってしまいます。なので、必要最低限のラインとして、世間はどうなっているか、ということは、把握しておく必要があります。

この「世間」の捉え方は気をつける必要があります。人事制度一般として、会社の規模、属している産業、等によって変わってきます。特に、新聞報道の場合は大企業を想定していることが多いので、中小零細だと状況が変わってきたりもします。おそらく変数としては、規模と業種になるので、そこを意識して情報を集めたいものです。

もう一つ考えるのが独自性。世間の水準、というのは、あくまでも平均であり、最低限のラインでもあります。これだと、去らせないことを止めるだけで、モチベーションとかそう言ったものを引き出すのは難しくなります。やっぱり、モチベーションを高める施策が必要で、そこがあれば他の会社との差別化の要因ともなります。差別化、違い、独自性、ということで、その企業ならではの人事政策が必要となってくるわけです。

独自性はどこで出すか。それは扱っている製品や属している業界ということもあるでしょう。また、その企業の歴史も当然にあります。あと、一番、考える基礎となるのが、その会社の持つビジョンや理念といったことになります。そこは、その会社特有のものであり、そこから、あるべき人事制度を組み立てると、その企業の独自性が生まれてくる、そういうようにも感じます。

というとで、人事制度を考えるときのポイントを整理してみました。横並びと独自性、言い換えると、平均を維持することで従業員を保ち、独自性を追求することによってモチベーションを高めていく、そのバランスをきちんととる、ということが、適切な人事制度を構築するポイントかな、、と考えました。

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