ネットに落ちている契約書を使う時に注意したいこと

最近はグーグルで検索するとなんでも見つかるようになりました。契約書の雛形も、検索すれば色々あります。ただ、ネットで拾った契約書の雛形を使うためには注意があります。

一つは、信憑性。ネットの情報、というものは誰が作っているかわかりません。なので、その契約書の品質が信頼できるかどうか、という判断は必要になります。誰が作った、いつ作った、というやつですね。

もう一つ、注意することがあります。それは、その契約書が自分にとって有利かどうか。例えば、金銭の貸付だと、貸し手と借り手は利害が異なります。契約書の記述によっては貸し手にとって有利な場合もありますし、借り手にとって有利になる場合もあります。ネットだと、そのあたりのさじ加減がわからない場合があるので注意が必要です。

どうしたらいいのか。理想は弁護士さんに見ていただくこと。これが一番確実です。特に、少なくとも自分の本業にかかる契約書であれば、きちんと弁護士さんのチェックをかけておくと安心です。

もしくは、書籍でもネットでもいいのですが、甲乙それぞれ有利になる文例の契約書がおさめられている資料を見ること。それで、読み比べて内容を理解するのが望まれます。そこまでできなくても、少なくとも自分が有利になる雛形を使ったほうがいいでしょう。

あとは、複数のソースから雛形をとって、読み比べてみる、というのも有効です。ある程度共通すれば、信頼性は高い可能性があります。

契約書をネットから拾うと、落とし穴もあるところなので、そこに落ちないように気を付けたい。契約書、お互いが仲良くしているうちはなにが書いてあっても、それほど問題はありません。それが、仲たがいしたり、問題が発生するようになると、契約書になにが書いてあるか問題になるので、気を付けたいものです。

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