確定申告の忙しさをどう緩和するのか

前述において、確定申告期の忙しさの発生要因について検討しました。なので、今回はそれをどう緩和するか、考えてみました。

まず、考えられることとしては、確定申告業務の効率化を図ることです。それは、作業の効率化はもちろん、判断の効率化もあります。特に不必要な作業をそぎ落としたり、手続を画一化させたり、お客さんにも手伝ってもらいながら、効率化を目指します。

あと、効率化をしたいのは、確定申告だけではありません。確定申告の前段にある、年末調整、支払調書、給与報告書、償却資産税の申告についても、効率化を図ることが望まれます。こちらで効率化が図れて、早く作業が済めば、その後に続く、確定申告作業も早めに着手ができ、その分、余裕ができるため、負担が減ることになります。

それと、作業分担の平準化。多くの会計事務所によっては、年末調整から3月決算までの、12月~5月までは結構忙しかったりします。ですので、6月~11月までの間は余裕ができるわけです。ですので、特に2月~3月の間の作業を余裕のある時期にもってくることができるのならば、業務の偏りの度合いが緩和されます。

例えば、年一で記帳代行をしている場合は、それを年一にせず、3カ月に一回とかに分けると、その分、負担は緩和されます。あと、可能であれば記帳代行ではなく、お客さんに記帳してもらって自分はチェックする、となると、これはこれで負担はへります。ほかには、確定申告期終了後にきちんと振り返りを行い、課題を抽出して、余裕のある期間に対策を練って、実行、ということもあります。

あとは、ある程度、料金を高めに案内する。まあ、JRや航空会社もやっているように、繁忙期には、割高な料金を設定する、といういことです。もっというと、閑散期に行うより高い単価にする、ということになります。

それと、6月~11月にできる事業や販促を行うということもあります。事業といえば、閑散期にできる法人に対する業務や、相続なんかがあります。また、販促といえば、やっぱり、セミナーを行ったり、営業を行ったりをこの期間にすることもあるでしょう。つまり、6月~11月もマンパワー自体はあるので、そのマンパワーを使えることをする、ということもあります。

あとは、1月~3月の時期にだけ、人員を増やす。それで、そこにある作業を行う、ということがあります。個人的にはこれは最後の手段と思います。というのも、その時期だけ新しい人をいれても、採用する手間、教える手間が大きくなる、とか、不効率や偏りを是正しないまま、人を入れると業務の効率性が阻害される、ということがあるからです。ですが、その時期だけピンポイントに適切な人材に入ってもらうことができれば、効果があるともいえるでしょう。

ということで、確定申告の繁忙をどう対応するか、ということについて考えてみました。くれぐれも、忙しいのでひたすら頑張る、ということだけにはたよらないようにしたいものです。とはいえ、繁忙期なので、頑張らないといけない面は多々あるのですが。

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