生きていると、物事を決めなくてはいけないこと、多いものです。もちろん、就職、結婚、転職、等等大きな決断もありますし、一方では、朝来ていく服、ランチで頼むごはん、友達との誘いを受けるか、等、日常での小さな決断もあります。今回は小さな決断について考えてみました。
判断基準を持つ
まずは、いくつか判断基準を持っておきましょう。判断基準を持っていると、それに即して決めるので、決断することがたやすくなります。この場合、判断基準がいいかどうか、ということは常に意識しておきましょう。
自分が持っている判断基準としては、新しいもの/ことを選ぶ、誘われたときはまず受け入れる(特に直接の場合)、頼まれごとは引き受ける、初めての店では定番を頼む、倫理的な選択肢を選ぶ、先約を優先する、多少は安くても心地よいほうに、等があります。
これらの判断基準をふまえつつ、時には組み合わせ、時には無視することもあるのですが、自分のベースとして判断基準を持っておくと物事を決めやすくなります。
すぐに決めない
そうはいってもどうしても決められないとき、こともありますよね。そういうときは、「すぐには決めない。」ということがあります。すぐには決めず、頭の中においておく、または情報を色々と収集していったんは決めずに、ほったからしにしておく、そうすると、自然と結論が見えてくることがあります。その、見えてきた結論、これを採用すると意外とすんなり決断することができます。
これは、人間は意識せずとも無意識的に考えている、という性質を利用しています。つまり、情報や選択肢を脳にほうりこんでおくと、無意識の中で検討を行い、ポンっと、結論が表れている、ということがあるようです。
これの欠点として、いつまでも結論が出せない、ということが時折あります。そういうときは、期限を決めて無理やりにでも決断する、ということが必要になる場合もあります。また、無意識にしまえないと、頭に残ってしまい、決めるまでの間、じりじりとした気分になることもあるでしょう。
人に合わせる
人に合わせる、というのも手です。まあ、周りの人がかつ丼を頼んだら、自分もかつ丼を頼む、というあれですな。流行にのる、というのもこれの一つです。これは、人は合理的に行動している、という前提に立ち、多くの人がしていることは自分にとってもいい選択肢である、という考え方を基礎においています。
この考え方の欠点として、集団が誤っている場合は自分の決断も誤る可能性がある、人にとっていいことが自分にとってもいいとは限らない、この方法ばかり採用すると自分で考える力が失われる、というところがあります。そのため、これは多用せず、あくまでも決断するための考え方の一つ、というくらいで捉えたほうがいいでしょう。
まとめ
細かいことといっても、ものごとを決める、ということはそれなりに負担となるものです。その際に、適切な判断基準をいくつか持ち、時には判断を遅らせたり、人の判断を勘案し、苦労せず物事を決めていくといいでしょう。