お金は人生を好転させるとともに、わるい方向にもっていく、中でどう付き合うべきか

お金は、幸せな人生を送るための手段であり基礎となるべきものであります。ですが、同時に使い方を誤ると人生に禍根を残すことになります。今回はそんなこんなを考えてみます。

突然ですが、あなたにとって、お金はなんですか?一番わかりやすい定義は手段、だと思います。人生をよりよくするための手段として、お金が大切だ、ということでしょう。つまり、お金を多く持てば持つほどに手段が増えてきます。幸せになるためには、趣味なり、人間関係なり、家族なり、生きがいなり、お金以外の要素が重要な意味をもってきます。しかし、そういったものを円滑に取得するために、お金が必要となる、ということも往々にしてあります。

お金にまつわる不幸としては、本来、手段であるべきはずのお金が目的化してしまうこと。もちろん、預金通帳記載の預金残高が大きくなることに幸せを感じること自体を否定するわけではありません。ただ、そのことにより、自分の健康を損なってしまったり、趣味的なことができなかったり、人間関係を損ねてしまう、こともあったりするので、そういうことは無いようにしたいものです。

あとは、お金を含む財産を後世に残すかどうか。これは、個人的な考えですが、お金をうまく使うにはそれなりな経験というか、胆力というか、使う力が必要な気がします。自分の使う力、器、といってもよいかもしれませんが、それがそなわっていない状態で大金を手にすると、結局それを使いこなすどころかお金に振り回されて人生をマイナス方向に持っていってしまう、ということもあるでしょう。よく、宝くじに当選し、賞金を手にしたら人生を持ち崩した、というあれです。なので、お金や財産を直接遺すより、それを作り上げた基礎となった、哲学、思考、価値観、習慣、などを引き継いだほうがいいのではないか、ということです。魚を渡すより、魚の釣り方を教えるほうが将来的には役に立つ、というあれです。

お金はうまく使えば人生を好転させますが、その反面、使い方を誤ると人生をマイナスに作用させてしまいます。お金を稼ぎそしてうまく使う、そんな術を身に着けたいものです。

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