営業と製造、どうしても使命が異なるため、意見の対立が生じやすいです。とはいえ、この2部門がうまくいかないと、会社の活動全体がうまくいかなくなるのも事実。そこで、この2部門の対立、どう対処するか考えてみました。
どうしても、営業は製品を売るのが目的なので、目線がそちらに偏ります。もっとお客さんのニーズにあったものを、とか、出来上がりをもっと早く、等々。
他方、製造は実際に作らないといけないので、実現可能性や業務のスムーズさを重視します。どうしても、新しい製品を開発するより既存の製品を生産したり、達成できる納期を主張したり、と。
どうしても、部門の目的や活動が異なるので、製品に対する考え方も変わってきます。また、どちらの主張も一面から見ると正しいこともあり、対立は平行線をたどりがちです。
では、どうやって、解消するか。一つは、大きな目的を共有すること。製造も営業も会社の一部門である以上、会社の永続的な発展を目的とすることは可能なはずです。なので、共有できる合理的な目標を設定することがいいでしょう。
それとともに、お互いの考えや立場を尊重すること。一方的に自部門の都合ばかり主張されると、なかなか、受け入れられません。ですが、お互いの言い分に耳を傾けてみると、意外なアイデアや妥協点が見いだせるはずです。
あと、主張はある程度明確にすること。抽象的な物言いをされると、そこから考えないといけないので、言われているほうは辛いです。少なくとも依頼事項はできるだけ具体的にすると、受け入れたり検討したりすることが容易になります。
ということで、営業と製造の対立、よくあることです。これをどうやって解決するか、ということですがそれには、目的の共有、相互理解、具体論での議論が大切になります。