人に説明する、という局面、色々なところで出てきます。そこで、できるかぎりわかりやすく説明したいものです。そんなためのテクニックを少し考えてみました。
まずは、テクニック、というよりマインドセットから。それは、話し手と聞き手は持っている情報量が違う、ということ。話し手は、説明する事象について、たくさんの情報があります。他方、聞き手はほとんどその情報を持っていません。説明する際には、情報の差ということを意識して説明する必要があります。具体的には、話し方をゆっくりにする、とか、基本的なところから話す、とか。話す方は自明なことなので、スイスイ自分のペースで話すと聞き手はついてこれません。
それと、目的を説明する。これは例えば上司や先輩が部下や後輩に仕事を説明する際に意識するといいです。そういう場合、えてして、方法だけを説明してしまいがちです。だけど、聞く方、受ける方としては、目的を話してもらえるとありがたい。目的がわかると、それがモチベーションとなったり、やり方を理解する助けになったりします。あと、話し手の説明に漏れがあっても、目的がわかればそこからやり方を聞き手自身で導き出す、ということは可能でしょう。
動きをつける。動きがあるとわかりやすくなること多いですよね。なので、例えば、紙に書きながら説明する、とか、仕事を教える場合には実演しながら説明する、と、飲み込みやすくなります。
逆に、フィードバックを求める。例えば、説明が終わった後で、復唱してもらう。または、動作を伴う作業であれば、試しに少し作業をして、その様子を見る。で、誤解や行き違いがあれば、その場で修正することができます。「わかりました」と言って、実は分かっていなかった、というのは、フィードバックを求めると解消するはず。
あとは、当たり前のことですが、論理的に順序立てて説明する。結論から理由、とか、大枠から細部、という、説明の型を意識してみるのもいいでしょう。
ということで、わかりやすく説明することのポイントを少し考えてみました。こんな感じでうまく説明できるといいですね。