管理職になると、どうしても人を評価をする、というところからは離れられなくなります。そのために留意すべき事項を考えてみましょう。
客観公正に行う
評価、ということは客観的に公正に行われる必要があります。客観性、公平性が失われると評価される方は納得感を得ることができません。また、過度に良く評価した場合、その人はいいかもしれませんが、周囲の人たちはあまりいい気分がせず、色々な面で悪影響を与えてしまいます。
ここで、客観性、公平性を保つにはどうすれば、いいか、ということですが、組織における評価基準に従う、ということだと思います。もちろん、評価基準といっても、判断の入るところもありますが、ものさしが無いと人は図れません。また、どうしても主観が入る余地はできてしまうのですが、そういった場合は「誰に対してでも堂々と評価について説明できる。」ということを意識するといいと思います。
モチベーションをあげる
評価の持つもう一つの性質としては、スタッフのモチベーションを上げる、ということがあります。労をねぎらう、というやつですね。スタッフが頑張ったときに、評価がよくないとやる気がなくなってしまいます。そうなると、次回以降、がんばろうという意識が減ってしまうので、注意が必要です。
もちろん、客観的、公正な評価を行った場合、悪い評価を付けざるをえない状況もあるでしょう。そういった時に、モチベーションが下がらないように気を付ける、例えば、今後の方向性を指し示す、「頑張ったこと」については評価する、ということが考えられます。
人間関係から離れる
評価をする、やっぱり、人間関係、気になってしまいますよね。好きな人にはいい評価をしたい、嫌な奴には良く評価したくない、ということがあると思います。ただ、このような評価、評価された人にとってはたまったものではありません。いい評価であったとしても、周囲から依怙贔屓されている、と思われたら、評価した人もされた人も不幸です。やはり、評価する人/される人がどんな人間関係であったとしても、できる限り、そこから離れるべきでしょう。
まとめ
評価することは難しいことですが、公正な評価とモチベーションの両方のバランスがとれるようにはしたいものです。