交渉上手の目指すべきは短期的な勝ちより長期的な優勢

交渉する、と、どうしても、短期的に論破されたり、押し込まれたりして、負けてしまうことありますよね。負けると、やっぱり、悔しかったり気分が悪かったりするのも仕方がありません。今回はそんなことをば。

交渉は勝負事であるため、どうしても勝ち負けということが出てしまいます。論破されることもあるし、不利な条件を受け入れざるを得ない状況があります。

ですが、人との関係は通常長期ですし、その交渉が全てを決めるわけではありません。やっぱり、交渉のあと、それをどう活かすか、どう挽回するか、ということを考えることが必要になってきます。その結果、長期的に自分にメリットがもたらされる、のであれば、その交渉で負けたこともそれほどマイナスにはならないわけです。

あと、相手の側に立った場合、論破される、押し込まれる、というのは、精神的に辛いものです。そこまで、自分を追い込んだ人に対して、マイナスの感情をもってしまいます。そうすると、その交渉で勝ったことが人間関係にマイナスとなるのであって、そうすると場合によっては人間関係にマイナスとなります。もちろん、ここ一番で交渉に勝つことが長期的な人間関係より優先されることもあるので、なんとも言えませんが。

あとは、交渉はスキルなので、練習することにより上達します。なので、一回の負けがそれで終わりではなく、今後の交渉力を伸ばすための練習、と考えると、少し、負けた悔しさが緩和されます。できれば、負けた交渉を振り返るとより交渉上達のかてとなるでしょう。

ということで、交渉という短期な勝ち負けで一喜一憂するのではなく、その人や自分における長期的な関係を重視すべきです。交渉は戦術、人間関係は戦略、とも考えられ、短期的な勝ち負けは当然あるので、長期的な勝利を目指すべきとも言えるでしょう。

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