名医、とよばれる人、多くいます。人はどういう時に、その医者のことを名医と思うのでしょう?また、それは医者だけか、というと必ずしもそうではないので、それを少し綴ってみます。
まずは、診断がきちんとしていること。病気になると、人は不安になるものです。「まあ、大丈夫だろう。」という心の奥底には「実は重大な病気だったらどうだろう。」とか、「この痛みはいつまで続くのだろうか。」というような気持が蠢いていることありますよね。そこに、「あなたの抱えている病気は○○で、原因は××です」と言われたらどうでしょう。結構、ほっとしますよね。
ただ、診断がきちんとしていても、方針が明確でなくてはいけません。まあ、必ずしも医者が手を下さなくてもOKという場合もあるので、見通しといってもいいかもしれません。これは、「病気は○○です。治療法は、、(無言)」となると、困ってしまいますよね。明確な方針のない「様子をみましょう。」もちと不安。やっぱり、「病気は○○で、原因は××、でこういう治療してみます。多分、これでよくなると思いますよ」と言われると、診断の段階ではかなり気が楽になるのではないでしょうか。
それと、最後は、治療の効果がきちんと現れること。方針に沿って進めても、効果がでないと、だまされた気分になります。
もちろん、診断を誤ることあるでしょうし、病気や体調によっては明確な見通しを与えることができない場合があります。また、方針とおりに沿っても思ったように効果がでない場合もあります。その時のリカバリーをどうするか、も、名医の条件かもしれません。
そうそう、昔は医者と言えば、「俺にまかせとけ!!」で、それが名医とみられる面もあったのですが、今は、きちんと説明するほうが医者としてあるべき、、考えられています。
実は、これは医者だけではなく、カウンセラー、コーチ、コンサルタントと言われる人も、これがきちんとできると、評価があがります。クライアントの側は、それが見えていないので、専門家に頼む、という面があるんで。