支出を増やすとその分キャッシュが減るので、節税のための支出、ということはあまりいいことではないですよ、と、書きました。でも、利益もあるし、税金払いたくないし、経費増やしたいよー、と思う人いますよね。じゃあ、どういう種類の経費を作ったらいいか、ということを考えてみます。

まずは考えたいのは人に還元する、ということです。つまり、人件費としてもどす、福利厚生費とする、賞与を出す、というように、従業員に対して払ってあげる、ということです。利益が出ている、ということには、従業員の努力があるわけで、それに対して報いてあげる、というのはいいことだと思います。もちろん、役員も同様に分配してもいいです。が、自分だけ独り占めはだめですよ。

もう一つは、上記で書いた人に対する還元と似たような意味合いですが、ということで、働きやすい環境を作る、ということもあります。ちょっと、高級な椅子、デュアルディスプレイ、ハイスペックなPC、在宅勤務制度、ということ。椅子なんか安くても仕事はできますし、お金がないときは我慢してもらうのでしょうが、あるていど余裕ができたら、職場環境の整備もしたいですよ。

将来に対する投資、というのもあるでしょう。例えば、営業に対してお金をかけるということがあります。ツール、ホームページ、トークスクリプト、広告、等等。もしくは、システムの見直し、備品の購入とかの業務効率化、もいいですよね。このように将来に対して返ってくることに支出を出す、ことをしたいです。

こんな感じで、経費を使う、のであれば、本業に役立つような経費を出したいものです。まあ、普段はやりたいけどお金がない、というところに出すのがいいでしょう。