個人事業や会社をしていて、「うまくお金の流れが見えないなー」と思う人、結構いるのでは。安定的にビジネスをしていればそうでないのですが、拡大基調にあると、お金の流れがいまいち見えない、、ということありますよね。今回はそんな方々のための処方箋を書いてみます。
ビジネスが伸びているとなにかとお金がいります。設備投資も必要、人の採用も必要、原材料等の仕入も必要、等等。そうなると、お金がどんどん必要になります。安定的なビジネスをしていると、安定的なキャッシュフローとなるのでわりとお金の計算がたやすいのですが、ビジネスがのびるとお金の流れが追いにくくなります。
そんな人に、まず、考えてみたいのは、きちんと帳簿をつけてタイムリーに月次決算を組んでいますか?その月次決算の内容を見ていますか、ということです。
案外、お金の流れが見えていない人は、帳簿をつけることを会計事務所にまかせていたり、もしくは、年末や年度末に一遍に帳簿をつけようとする人が多いです。そうすると、帳簿をつけていない間は一切お金の流れが見えてこない、ということがあります。
ので、まずは、帳簿をつけて、きちんと月次で数字を追いかけると自社の損益の状況や収支の状況がある程度見えてきます。また、資産の変動も見えてくるので、なにもしないよりは、はるかにお金の流れが見えてきます。そうすると、お金の流れが全く見えない、、ということはなくなります。
月次決算というと、業績管理的なことが注目されますが、実は、資金の流れをきちんとつかむ最初の一歩となります。じゃあ、帳簿をつけ月次決算を組むとお金の流れが完全に見えるか、、、というと、必ずしもそうはなりません。これについては、また、別の機会に考えてみることにします。