歴史に興味があるなら、まずはマンガや小説から入ってみよう!

歴史、時には退屈に感ぜられるものです。中学生や高校生の教科書を読み進めたり、年号を覚えるのはなかなか苦痛ですよね。とはいえ、歴史は教養としておさえておきたい、ところでしょう。そういう場合は、小説やマンガから入ってみましょう。

歴史小説やマンガ、自分にあったものだととても面白く感じられるものです。歴史の教科書だと、4~5ページくらいで収まっているものが、小説やマンガにすると1冊、2冊、長いものだと10冊以上にも及びます。それだけ、掘り下げると内容が濃いということです。いくつか、面白そうな本に手を伸ばしてみましょう。そこで、歴史の面白さを見つけると、加速的に勉強したいと思えるようになります。以下、私のおすすめです。

まずは、司馬遼太郎さん。戦国時代、幕末、明治と日本の歴史について様々な小説を書いています。短編から、文庫本1~3冊程度のもの(義経記、峠、燃えよ剣等)から、8冊以上のもの(竜馬がゆく、飛ぶがごとく、坂の上の雲)と長さもそろっています。そのうち、おすすめなのが、燃えよ剣。新選組の副長、土方歳三を主人公に書いた本。もちろん、一言では言い尽くせないのですが、あえて一言でいうと、「滅びの美学」ということでしょうか。長さも文庫本2冊なので、少し頑張ればさっと読めてしまいます。ちなみに、以前、「燃えよ剣」から学ぶ組織論ということでいくつかブログを書いております。興味がもてそう、となれば、竜馬がゆくといった長編に手をつけるの面白いです。

次は、塩野七生さん。こちらは、ぐっとヨーロッパの歴史になります。代表作といえば、「ローマ人の物語」ですが、これ文庫本だと40冊程度の超大作となっております。これを全部読むのは、なかなか骨でしょう、、、。私のおすすめは「海の都の物語」です。中公文庫版だと、2冊にまとまっていて(とは1冊あたりは結構ずっしりしていますが)。海の都の物語、海洋都市国家ヴェネツィアの歴史を書いたものです。話の中心となるのは、共和制という独特の政体、それと、周辺の国々とのパワーゲームです。後期の頃になると、オスマントルコ帝国とのせめぎあいが手に汗握る、という感じでしょう。1000年以上の歴史がこの本でざっと俯瞰できます。もう一つ、トルコとヨーロッパの関係というところでは、「コンスタンティノープルの陥落」、「ロードス島攻防記」、「レパントの海戦」の戦記三部作もおすすめ。こちらは、「海の都の物語」や「ローマ人の物語」と異なり、一つの戦争を中心にその周りの風景を描いた小説です。こちらのほうが、さっと読めるかもしれません。

終わりは、横山光輝さん。そう、三国志です。こちら、60巻という超大作ですが、まあ、マンガということもあり、おもったより、スムーズに読めるでしょう。三国志、小説も色々とあるところですが、読みやすさという点では、これが一番と僕は思います。戦争の場面とか、ビジュアルで書いているので、結構迫力はありますよね。マンガ喫茶に行って読むもよし、大人買いをするもよし、1巻だけ読んでみるのもよし、なにがしかで読んでみるのもいいかと。

もちろん、ここに書いてあるのは一例に過ぎず、世の中には歴史のことを取り扱った小説は非常に多くあります。評判がいいもの、書店やアマゾンでふと気になったもの、等々を手に取ってみてください。ぐっと、歴史の世界に引き込まれてしまうことでしょう。

 

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