前回は中国の勉強しやすさを書いてきました。それでは、中国の困難さはどこにあるのでしょうか。
それは、「発音」です。日本人にとって中国語の発音は非常に難しいです。特に中国語では、四声といって4通りの発音方法があり、それぞれにおいて意味が異なります。日本語では「マー」としか表記のしようがない発音であっても、中国語ではそれぞれ、別の漢字、別の発音が割り振られており、発音をきちんとしないと、どの「マー」をさしているか判別できません。
私も、中国の方と話をしていて、「~さんの中国語には四声がない。」と言われたことがあります。四声だけに注意していれば、なんとかなるかもしれませんが、普通に話していたりすると、どうしても注意が四声からそれてしまい、適切な発音ができなくなったりすることもあります。
発音が難しければ、それに合わせて聞き取りのほうも難しくなります。このあたりが、中国語を学習するうえでのポイントとなります。