言葉に誠実に向き合うことは難しく、どこまでするかは相手との関係性による

言葉に誠実に向き合う、というのは、あるべき姿と思いますが、とはいえ、やはり難しいことも事実。今回はそんなことをば。

言葉に誠実に向き合う、というのは、「心にもないことを言わない。」とか、「いったん約したことはきちんと実行する。」というようなことをさします。一見すると、常識的なことで、簡単に思えるところではありますが、そうでもない。これがなかなか難しい。

特に、相手の心に刺さりそう、とか、波風を立てそう、と、考えると、自動的に守りに入ってしまいませんか。つい、自分の考えとは違うことを言ってしまう、ということもあるかもしれません。一方、相手の気持ちを考えずに、言葉の刃を振りかざすことは、それはそれで控えたい。

また、気軽に「後で電話するねー。」とか、「また遊びに行くよ。」というのも避けたいもの。いや、いいですよ。ちゃんと、連絡したり、遊びに行ったりすれば。ですが、軽々しく言ってしまい、結局、連絡しなかったり遊びに行かない、ということ往々にしてありませんか。言われたほうは、案外、覚えているもので、いい印象を持たない、ということもあるでしょう。

とはいえ、「心にあること言う。」とか、「言ったことは必ず実現する。」というのは、結構、難しいことも事実。言葉に対する新年を貫くのもなかなか大変なことなので、どこまでやるかが課題になります。

色々とポイントはあるのですが、一つは、言う相手との関係性。関係が薄ければ踏み込んだ発言はしなくてもいいかな、、と思います。自分と相手との関係が薄いと、相手に受け入れてもらえない可能性もあるし、そこまでこちらから言わなくてもいい、でしょう。ですが、自分と近い相手であれば、言葉は選ぶ必要はあるものの、踏み込んだ発言をしてもいいのかなと。また、関係が薄い人であれば、軽々しく約束するようなことは言う必要はなく、無難な言葉を使ってやりすごせばいいです。本当に近い人についてのみ、約束的な言動をして、言ったからには達成するよう努力する、ということでしょう。

というわけで、言葉に誠実に向かう、というのは難しいものです。なので、相手の関係性を重んじて、それに応じて、言葉への対応を変えるということが一つポイントとなります。

 

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