完璧思考と暫定思考を使い分けよう

物事を行うにあたり、完璧思考と暫定思考という2つの思考パターンがあります。このうち、完璧思考というのは、できる限りミスなく完璧に近いように仕上げること、暫定思考はとりあえずやってみる、ということです。この二つ、それぞれ活用範囲が違うのでうまく使い分けたいものです。

完璧思考が役に立つというのは以下のものがあります。まず、ルーティーンに行うもの、同じようなことを何度も行うことです。日常の事務手続がこれでしょう。あとは、失敗した時のミスが大きいこと。例えば、手術をする際に、「とりあえず切ってから考えよう」とはならず、できる限りミスがないように計画して進めますよね。それとか、あとは、仕事の仕上げの段階だと、細心の注意を払って仕上げをする、ということもあります。

逆に暫定思考はどうか。まず、やったことがないこと。そういったことは、とりあえず、何か手をつけてみて、様子を見ながら進める、ということはありますよね。あとは、ミスの影響が限定されていることもあります。金融投資をするにあたってはほんとに最小限の金額から始めるなんて。未来を向いていること、例えば会社のビジョンや事業計画なんかも、まず、仮置きで作ってみる、なんて方法もあるでしょう。

場合によって、完璧にしないといけないこともあるし、暫定でとりあえずでも動かないといけないこともあります。その状況を見極めて対応方法を考えてみたいところです。

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