不安、人間が持つ根源的な感情だと思います。不安でいる状態、なかなか、辛いものがありますよね。とはいえ、不安を感じない、ということも難しく、どうつきあっていくか、ということが大切でしょう。
不安はなくならない
根本的な話として、不安、これをなくすことはできないです。どんなに楽観的な人でも、不安を感じない、ということは難しいでしょう。特に、新しいことを始めるとき、将来が不確実なとき、トラブルに巻き込まれ落としどころが見えないとき、ときは特にです。そうでなくても、漠然とした不安ということは持ってしまうものです。なので、不安をなくそう、とか、不安に感じてはならない、と思っても土台無理なのです。
下手に逃げようとすると、趣味や酒に逃げることになり、それは別の意味で健全ではないでしょう。ある程度は不安とともに生きていく、という姿勢が必要になってきます。
不安に満たされないよう心を別のことに向ける
暇なとき、実は不安を感じやすいです。一見、休日とかのんびりして、リラックスしている、ということもあるでしょう。でも、そうやって、だらりとすごして、心を空にしてしまうと、不安が心に流込んでくることもあるでしょう。不安なことをずーっと考えていると、時としてどんどん不安が増幅していったりするものです。
そのため、なにかに集中する時間をつくると、心の空白をそれに埋められるので、不安をかんじにくくなります。例えば、ドラマを見る、運動をする、友達の会食をする、ということがあるでしょう。
ただ、不安が大きすぎるときには、会食をしていても不安だったりしますし、本のように集中力を必要とするものについては、不安が強いと読めない、ということもあるので、「なにをするのか。」という選択は必要だったりもします。
あまり暇だと「小人閑居して不善をなす。」ということもあり、暇な状態は不安以外にも悪影響を及ぼすこともあるので、多少は忙しくしていたほうがいいです。
不安を明確にして対応する
不安を明確にしてそれに対して順次を手を打っていく。試験を控えていて不安なら勉強する、プレゼンが不安なら準備/練習する、あまり車を運転していなくて運転が不安ならペーパードライバー講習を受ける、というように具体的にしてそれに対して手を打っていく。こうやって、手を打つことにより、不安はなくならないものの、多少は減らすことができるでしょう。それとともに、不安を感じている事象に対して、それに対応することにより、徐々に対策ができてきて、事象そのものに対していい結果を及ぼす、ということもあります。
まとめ
不安、どうしてもなくすことはできません。ただ、ある程度、忙しくしていると、別のことにきをとられ不安が生じにくくなります。
また、不安を感じそれに対して手を打つことで物事が前に進む、ということがあるでしょう。つまり、健全な不安感を持つことにより、それが人生を前に動かす原動力となることがままあります。