想い出には足をひっぱられがちです。そうならないようにうまく想い出とつきあっていきましょう。
過去の想い出は美しく
過去、振り返ってみると、楽しかったりします。人間には過去を美化するという傾向があります。特に、昔どんなつらい想いをしても、そのことについて懐かしく振り返ることができます。これがあるからこそ、昔の辛さから身をおくことができるので、これ自体はそれほど悪いことではないでしょう。
今と比較してしまう
過去を美化するとそれと比べて今を否定してしまいがちです。そうすると、「昔はよかった、、。」「若いころはよかった。」として暗い気分になりがちです。よくよく考えると、昔だって悪いことはたくさんあったはずですし、若いころは若いときなりに辛いことはたくさんあったはずです。それが、想い出の結晶化作用により、薄れていることがあります。
人を美化してしまう
想い出の中にある人と、現実にいる人を比較してしまいがちです。想い出の中にいる人は自分の中で相当美化されています。現実にいる人は、実際目の前で見ている人なので欠点も色々とあります。そうしてしまうと、想い出の中の人が絶対に勝ってしまい、現実をみれなくなってしまいます。そうなると、想い出にとらわれ、身動きがとれなくなってしまいます。
対応としては
まず、想い出は美化されやすい、と認識しておきましょう。それがわかれば、想い出が多少優位にたったとしても、それを補正することができます。また、実際に会ってみると、目の前にいるため、現実に引き戻すことができます。
まとめ
過去の想い出は楽しいものですが、時に現実の行動を制約することがあります。心の中にしまっておき、現実の行動とは切り離したほうがいいです。たまに、心の中からとりだして、思いにふけるのもそれはそれでいいものですが。