世界情勢は日々刻々と移っております。その中で以前は行けたのに、今は行けなくなってしまった国、というのもあります。
パキスタンが面白かった
ネタになる海外シリーズを書いて最もおすすめしたかった国、それはパキスタンです。パキスタン、いかにも怖そうな国ですよね。
ですが、パキスタンには見どころが密かにたくさんあります。まずは、パキスタンと中国の国境にあるクンジュラーブ峠、風の谷のモデルとも言われるフンザ、アフガニスタンとの国境の町ペシャワール、インドとの国境の町ラホール、ツインシティと呼ばれるイスラマバード(官公庁街)、ラワルピンディ(ダウンタウン)と結構あげられます。その他、私は訪問しなかったのですが、モヘンジョダロの遺跡なんかもあります。
パキスタンの治安悪化
パキスタンは近年治安が悪化してしまいました。。私が訪問した時は2006年はパキスタン北部はそれほど治安が悪くなく(渡航延期勧告(危険度2)の地域があったかどうかくらい)、特に危険な目に合うことなく帰ってこれました。ところが、アフガニスタン情勢が悪化することに伴い、パキスタンの治安も徐々に悪化しました。今では、パキスタン全土での危険度も、最低で「渡航の是非を検討してください。」、ペシャワールにいたっては「退避を勧告します。」とちょっと人に進められるレベルではなくなってしまいました。
その他行けなくなった国として
以前、訪問したことのある、イエメン、シリアも今では内乱状態となってしまい、とても訪問できるような状況ではなくなってしまいました。その昔は、イエメンは若干不安定だったもの(2005年頃)、シリアは非常に治安が安定しており(1998年頃)、なんの心配もなく旅行できたのがうそのようです。
行きたい国は早めに行こう
以上をかんがみると、この国に行きたい、というところがあった場合には早目に行ったほうがいいでしょう。戦争、テロ、犯罪、疫病がいつ、どのタイミングで発生するかはわかりません。上記にあげた3か国について、いつ平和が訪れ、気軽に訪問できるようになるか、誰にもわかりません。また、アフガニスタンにいたっては、深夜特急においてはそこを旅行したことが書かれていますが、ソ連のアフガニスタン侵攻以来、気軽にいけるようなところではなくなってしましました。
結論
上記のことをかんがみるに、「行きたい」と思う国には早目に行くべきでしょう。今は平和でも将来も平和である保証はどこにもないですから。でも、本当は世界が平和になり、どこでも気軽に旅行できる時代がくるといいですね。