この文章は、令和2年4月11日に書いています。緊急事態宣言が出てから初めての週末。この間も感染者はどんどん増えて、病院ではキャパシティオーバー、軽症者はホテルに滞在するようになりました。機械、衛生用品の在庫もひっ迫しています。ただ、一番気になるのはやはり、人的資源です。医療前線にいる人には頭が下がります。
で、コロナが社会問題化し始めたのは、3月に入ってからです。この時期、流行るものありです。そう、風邪。それにインフルエンザ。その影響がコロナの影響で重たくなっています。
まず、気軽に体調不良を訴えられない。国や地方自治体からは、「風邪のような症状がある人は仕事を休んでください。」というメッセージが出ています。じゃあ、といって気軽に休める人、いますか?
従前、コロナの前はどうだったか。風邪をひいて素直に休めましたか?まあ、熱が出て体温が38度を超えたような場合は休めたかと思います。じゃあ、熱はないけど、咳が出る、とか、のどが痛い、そういう場合は休めない場合が多かったのではないでしょうか。そういう場合は、なんとか、やらなければいけない仕事をなんとか片づけて、なんとか休む時間を作っていると思います。
この状況でも、このしきたりというか考えは引きずっている、と思います。仕事に対する責任感は大切ですが、それが、この状況のもとだと若干マイナスになったいると感じます。
それと、もし、体調を崩している、ことが公になると、自分の社会的活動が制限されることになります。熱をだしたら、2週間は家にいないといけないですし。それが嫌でなかなか体調を崩している、とは言えない状況もあるでしょう。そうと言えない場合は、自分の行動や言動を繕う必要があるので、それも辛いですよね。
で、そこで無理をして、周囲に言えず、頑張っていたら、コロナにかかっていて、周囲にいる人に感染させてしまった、ということ、ありえない話ではないでしょう。これから、蔓延が始まれば、こういう事例も増えてくる可能性もあります。
そういうわけで、体調を管理することがいつも以上に求められます。それと、体調の如何を問わず、休みをとりやすくなる、そんな社会になるといいですね。