この文章は令和2年5月16日に書いています。緊急事態宣言解除後(僕の住んでいる地域では)、初の週末となります。ただ、諸外国の例を見ると、経済活動を動かし始めたところで感染拡大が始まりますので、ここはぐっと慎重になる必要があるようです。
やっぱり、自粛解除後でも苦しい産業、というのは出てくると思います。まずは、イベント業。特に、それもライブやスポーツのようにたくさんの人が集まり、興奮し大きな声を上げる、ということはなかなか開催できないでしょう。美術館のように静かに芸術をめでるようなイベントであれば別でしょうが。
それと、観光や運輸。このような産業は人の県外、域外を越えた移動を伴います。感染状況は地域ごと、国ごとにばらつきがあるので、自粛要請は地域内、地域外、県境、国境とあとになればなるほど厳しくなります。また、観光バスや電車は人の密集や密閉を伴うので、なかなか、OKしにくい。ということで観光や運輸は厳しい。ただ、地域内でも軽く移動する、や、ちょっと温泉へ、みたいなことはできるので、近距離ツーリズムをどう掘り起こすか、というのも一つのテーマになりそうです。
また、飲食も厳しい。会食をする、ということは、口を開けて(マスクせず)、話をしながら、モノを食べますよね。この行為は感染の可能性は高いといえましょう。特に、不特定多数の人が集まるパーティーは感染者が紛れ込んでいるとさらに高リスクです。三密を避けるために、客客間に距離を開けるとその分、お客さんをお店に入れられなくなり、収益性は下がります。それを無視すると、今度はお客さんが離れる、ということで厳しいものがあります。
それにそれに、屋内のスポーツ設備。ジムや水泳。これは、呼気を大量に吐き出したり、マスクをするのは辛かったりで、運営が難しい。密接を避ければなんとかなるかもしれませんが、そうすると人を入れれなくて収益性が下がってしまいます。ジムやプールはちょっと難しい。屋外であれば、まだ、なんとかなるとは思いますが。
ということで、これから厳しくなる産業を考えてみました。やっぱり、人と会う、口を開ける(マスク)、移動が伴うものは厳しくなります。じゃあ、どうすればいいか、ということは改めて考えてみたいと思います。