このコロナ騒動から感じたこと264〜令和5年1月21日の頃 社会編

この文章は、令和5年1月21日に書いています。今回は、コロナ騒動の月次レビュー編です。統計情報はいつも通りNHK特設サイトからとります。

1月20日時点の新規感染者数は、82,614人で徐々に減少傾向にあります。第6波のピークが1月6日246,632人なのでグーっと減っている感じです。まあ、年末年始でイベントや人の移動があって、感染者は増加したものの、人の動きが少なくなって、このところ落ち着いている、という状況です。ただ、死亡者等を見ると、隠れ陽性の人が結構いるのではないか、、とも言われています。

次に、重症者、死亡者の状況ですが、重症者は2021年9月7日2,211人、1月20日が611人とそれほど増えてはいません。2021年夏、これは第5波だったのですが、その時よりは減っている。他方、死者数は1月20日時点で425人と、この第8波が過去最高です。

これは、コロナの容態が変わっているから、と言われています。つまり、従前は、コロナ肺炎と呼ばれるように、重症化すると肺炎となりそれが重たくて亡くなってしまう。現在は、肺炎ではなく、コロナになり基礎疾患が悪化することにより亡くなってしまう、ということになってしまいます。病気としては、現在は、特に喉に症状が現れ、全体としては軽症化している。ただ、感染者の増加により、死亡者が増えている、というような状態のようです。

こういう状況を鑑み、社会としても徐々に日常化に戻していこう、という動きがあります。現在、これだけ、多くの感染者、死者が出ていても、行動制限はありません。さらに、今年の春には、2類相当から5類までに分類を変えよう、という動きがあります。5類になると、公費で病院にかかれなくなる、水際対策ができない、行動制限ができない、今でもある濃厚接触者5日、療養者7日がなくなる、マスクも屋内でも外していい、ということになります。

この時点で日本が規制緩和をするのはそれほど悪くないタイミングだと個人的には思います。よく、欧米はもっと早かった、なんていう人もいますが、その分、欧米(特に米)では、死者も多い、という話を聞きます。また、社会経済的にも、人の心情的にも、病気の様態的にも、もう、今の規制のまま続けるのは限度があるかなー、とも思いますし。

ワクチン自体は、肌感覚としては3回目まで受けている人が多いように感じます。実際も1月20日現在、3回目まで受けた人が約85百万人、4回目まで受けた人が約56百万人と結構差がありますよね。効果については、予防・発症効果は落ちている、特にオミクロン株についてはそのようですが、重症化予防はまだまだある、というのが定説のようです。

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