このコロナ騒動で感じたこと㊸~ブックカバーレビューをレビューする

この文章は令和2年5月2日に書いています。暦では、これから5日間はお休みです。若干、自己中心的ではあるのですが、感染拡大地域から、住居地に来訪者が増え、こちらでも感染が拡大することを少し恐れています。そこがひどくならないといいのですが。

さてさて、このコロナ禍のもと流行るものがあります。その一つがブックカバーレビュー。これは、自分の愛読書のブックカバーを1日一つfacebookにあげて、それを7日間続ける。さらに、1日ごとに次の人につないでいく、という催しです。

ブックカバーだけをのせる、という手軽さがうけて、facebookでは結構流行しています。確かに、この時期本を読む、というのは一つの時間のすごし方であり、それに加えて、オンライン上で人とのつながりができる、というのは、確かにと思う面があり、流行るのもよくわかる気がします。

個人的には、この動きに少し批判的なことを感じており、誘われたこともあるのですが、ちょっと断ったりもしています。

一つ目の理由、これが一番大きいのですが、若干、過剰。7日間、7人増える、というのは結構な投稿数になります。結構、ぼくのタイムラインでも、それを見かけることが多くなってきました。さらに、タグをつけると自分が会ったこともない人の投稿まで見ることになり、ちょっとなぁ。

あとは、手軽すぎる。ブックカバーだけをあげるのは楽ですよ。でも読み手からすると、なぜその本を選んだのか、その本にどういう想いがあるのか、その本がどういう内容なのか、というところを読みたい。まあ、書いている人もいるのですが、書かない、というのがグランドルールなので、そうすると、ただ、ブックカバーだけを見るだけで終わってしまい、個人的にはやや不満。

それとぼくがやらない理由としては、ブックカバーレビューを快く思っていない人もいるのでは、という懸念。確かに、やっている人は楽しんでいるし、見ることを楽しんでいる人もいます。ですが、あまり面白くない、と思っている人もいると思います。問題はそういう人はあまり自分の意見を言わず、心の中だけでそう思っている。たまーに、批判的なことを書く人もいますけどね。自分自身はそういう風に思われるのもやだなー、と感じるのでついつい日和ってしまいます。

あと、もう一つ、頼むのが面倒くさい。これは、自分が心の底から楽しいと思い、価値のあることだ、と思っているのであれば、多分、これは苦にはならない。ただ、上述したように、若干批判的な気持ちを持っていると、頼む先の人もそう思うのでは、と考えてしまい、よっと躊躇してしまいます。

ということで、ブックカバーレビューは楽しんでいる人も多いし、意義のあることなのかもしれません。ただ、ぼく個人としては、こういう気持ちを持っている、ということを綴ってみました。

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