この文章は令和2年6月16日に書いています。東京では新規感染者が2ケタ、ということで若干騒然としています。ただ、他の地区では感染状況は落ち着いているよう。ただ、イベントはボンボン中止になるし、経済的影響は少し心配です。
一時期、マスク、消毒液、体温計はどこに行ってもない、という状況が続きました。3月~4月くらいはそんな感じでした。今はどうなっているか、少し状況を見てみましょう。
現時点でも品薄な状況は続いているようです。それはそうで、やっぱり、消費量が爆発的に増加したから。例年、マスクしたり、石鹸で手を洗ったり、体温を気にしたりする人、この時期はほとんどいなかったですよね。マスクは花粉症の人はするけど、そうでない人はしないし。
それが、このコロナで大きく変わりました。人と会う時は、マスクをつけるし、外からの出入りの時には手を洗うか、手指消毒。人によっては、毎日、体温を測る、ということもあるようです。なので、こういった物品の消費量は増えており、品薄と言えば品薄です。
とはいえ、全くない、といえば、そうでもない。マスクは店頭に並び始めるようになってきました。従来の不織布マスクと、最近作られた布マスクの両方が見受けられます。やっぱり、需要の不足に合わせて供給サイドが動いた結果だと思います。アダムスミスのいう見えざる神の手、というところでしょうか。電気屋さんでも、マスクを売ってたりもありますからね。
それと、消毒液やハンドソープ。確か、消毒液から店頭から消え始め、そのうちハンドソープもなくなりました。それが、ようやく戻ってきたみたいで、店頭に並び始めました。おひとり様一つみたいな、購入制限はありますが、ちょこちょことみられるようになってきます。
あと、消毒液は新製品がでています。ジェル状の消毒液もそうですし、あと、スプレーなんかもありますね。それと最近脚光を浴びているのが、次亜塩素酸水でこれは比較的体に安全(食品添加物らしい)、かつ、消毒効果もあるとされ、色々な所で売られるようになっています。とはいえ、次亜塩素酸水の有効性には疑義の声もありますし、どうなんだろうな、というところです。
そうそう、コロナ禍もあり、「コロナに効く」ということを売りにしている製品もでてきました。ただ、それも効能が微妙なものも結構あるようで、買う時は注意が必要ですね。
体温計とそれに使う電池はまだ品薄のようです。ただ、これも市場原理によれば、供給され始めるのは時間の問題ですよ。
ということで、ここ最近の衛生用品事情を綴ってみました。まあ、市場原理は強く、品薄であってもいずれは解消されるのですが、そのタイムラグをどう埋めるか、また、高値転売のように鞘取りをどう防ぐのか、が、一つ検討しないといけない、ということかと思います。