このコロナ騒動から感じたこと177〜失われた2年の中で得られたもの

この文章は令和3年11月8日に書いています。新規感染者数がかなり減り経済も動き始め、そろそろ、コロナ禍も先が見えてきたかな、、というところでしょうか。コロナ禍が出たのは、昨年の1年頃、おそらく、来年の1月でも完全に収束というわけにはいかず、まあ、2年はコロナ禍の元にいた、ということです。社会的にも経済的にも大きな打撃があった、、のが、このコロナなのですが、とはいえ、そんな中で得たものも考えてみたいと思います。

一番大きなものがオンライン化デジタル化の推進です。今までは、オンラインでやりとりをする、というのは、本当に遠隔地間でしかなかったです。ですが、このコロナ禍で、オンラインの活用がぐーっと増えました。オンラインでの会議はもちろん、セミナー、お見合い、呑み会と、可能な限りオンライン化しました。デジタル化についても、今まで紙で運用していたものがデジタルになり、稟議書がオンラインプラットフォームになったり、また、ハンコの押印も求められなくなりました。

次に、家で過ごす時間が増えたこと。外に出られない、ということの反動で家の中で過ごす、とか、家族と過ごすという時間が増えたと思います。それにより、新しい過ごし方ができるようになったり、家族との絆が強くなった、という向きもあるでしょう。ただ、一方で家族との距離が近づいたことによる問題も出てきたりもしますが。

働き方が変わりつつある。これは社会のオンライン化、や、外出制限がもたらした反作用です。テレワークが増えましたよね。それにより、オフィスに出社する、とか、満員電車に乗る、ということが少なくなりました。移動時間も減ったので、その分、仕事に当てられるようになった、というのもテレワークのメリットです。あとは、出張がなくなった、というのも大きい。これもオンラインでできるので。あとは、社員旅行や飲み会といった懇親的なイベントがなくなりました。人によっては、そこをメリットに感じる人もいるのでは、、と思います。

それと東京一極集中に楔が打たれたと思います。まず、感染の最前線は人口が過密する都市部です。となれば、可能であればそこから離れて過ごしたい、というニーズは増え、実際に移住した人も増えました。また、オンライン化の進展により、必ずしもそこにいなくてもよくなったので、地方からオンラインで仕事をする、ということもできるようになりました。

医療の話に戻ると、技術の進展、ということはあったかと思います。一番大きいことが、mRNAワクチンだと思います。これは、技術的にはすでに存在していたらしいのですが、実用化されたのは、コロナに対するもののようです。あとは、抗体カクテル、という考え方もここでできてきました。その他、この2年という間にいろいろな種類の薬や治療法が出てきました。こういった技術の進展が他の分野に影響を及ぼせば、医学もグッと進歩することでしょう。

あとは、実はお金は溜まった人が多いのではないでしょうか?もちろん、コロナ不況で仕事やお金を失ってしまった、、という人も多いでしょう。ですが、給料が変わらない、という人や、むしろ増えた、という人も結構多いと思います。国からも給付金や支援金が結構出てましたからね。逆に、支出は旅行や外食が明確に減ったことにより、減っているとなると、残るお金は結構あったりもするのではないでしょうか。

ということで、この2年間で得られたものを考えてみました。もちろん、コロナが収束すればある程度元に戻ることでしょう。やっぱり、リアルで会いたいですからね。ですが、全く同じ状況になる、ということもないので、それにより社会が進んでいくことになろうかと。

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