この文章は令和3年4月30日に書いています。つい先日、4月23日に東京都、大阪府、京都府、兵庫県を対象に緊急事態宣言が発令されました。これで、感染拡大が収まるのか、、というと、どうだろうな~、と思います。少し、先のこと予測してみます。
前回の緊急事態宣言が終わってから、時がたたないうちに新型コロナウイルスの感染拡大が再び始まりました。感染拡大の中心地は大阪となります。要因としては、感染力が強いとされる変異型ウイルスがあるでしょう。それと、歓送迎会シーズンによる、会食も要因の一つじゃないかなー、と思います。最近報道で、大阪府、大阪市の職員による不適切会食が多々見受けられた、とあります。思うに、これは氷山の一角でその時期、会社や学校等等で会食が多かったのではないか、いう仮説を持っています。
この緊急事態宣言、効果はあるか、というと、時がたつにつれ効果は薄れている印象を受けます。むしろ、緊急事態宣言があろうとなかろうと、注意している人は注意しているし、そうでない人はそうでないし、という状況です。あとは、本人としては注意してるつもりだけど、実際はそれほど効果がない、ということもあるんだろうな。
国としてはそれなりな政策は打っています。ただ、こっそりお店を開けたりお酒を出したりするところもあるようですし、お店で呑めないなら路上で、とか、政策の裏をかくような行為も徐々に見受けられてきてます。そんなこともあり、政策の効果も緊急事態宣言を重ねるたびに弱くなってきています。
これからゴールデンウィークです。そうなると、帰省、旅行といって人の動きが生じます。おととしと比べると人の動きは少ないようですが、去年と比べると結構多い。政府も帰省、旅行に対しては、ほぼほぼ手を打っておらず、記者会見で、「帰省や旅行はできる限りやめてほしい。」と談話を述べるにとどまっています。これで、人の流れが止まる、とは考えにくいところです。
東京オリンピックも会日が近づくにつれ、無理が生じている感じがします。この医療体制がひっ迫している中、どうやって、オリンピックに対応できる医療体制を構築できるというのだろうか、、というところです。
頼みの綱はワクチンですが、そこも先行きが不透明です。6月までには、高齢者に接種が終わる、ということですが、ここまで大規模な接種は国内でも初めて、ということもあり、順調にいくかどうかは疑問です。
さて、ここで未来予測です。ゴールデンウィークで人の動きが県境を越えて活発になることにより、関西圏や首都圏から地方に向けて感染が拡大していく、ということになると思います。そして、感染拡大が進み、医療機関のひっ迫が進むにつれ、感染抑止に対する世論が強くなり、収束に舵がきられるということになるでしょう。また、オリンピックに対する逆風も強くなると思います。おそらく、現在の政府や組織委員会はこの世論の高まりに抗しきれず、オリンピックは中止もしくは延期になるでしょう。ただ、このプロセスの中で、多くの人がコロナで倒れていくだろうし、それは心の痛むところではありますが。
とはいえ、感染拡大を恐れて飲食店に行かなかったり、旅行に行かなかったりすると、飲食業や観光業にも悪影響を与えるので、そのバランスも難しいところです。
ぼく個人としては、諸事情もあり、できる限り、感染しないように行動を制御しているつもりです。ただ、その線引きが難しいのと、SNSで楽しそうに飲んでいる様子なんかをみると、心がざわついてしまい、修行が足りないな~、と反省しているところではあります。