この文章は令和2年1月31日に書いています。緊急事態宣言の影響もあり新規感染者数は減少傾向にあります。ただ、特に都心部において、思ったほどは下がっていないようで、宣言の延期が検討されているところではあります。

最近、ワクチンが解禁され、欧米諸国を中心にワクチン接種がなされています。ただ、ワクチンの製造が需要に追いついていないようで、ワクチンが手に入らない、接種が滞る、という話もちらほらと出てきました。我が国においては、国産のワクチンがない、ということもあり、若干、接種が後ろ回しになっている印象を受けました。

ここで、ドラクエですが、最近はどうだか知りませんが、昔はとても人気がありました。発売日当日に手に入れたい、と思えば発売日前日から徹夜覚悟で店の前に並ばないと行けないほどに。確か、ドラクエ３が発売された時はぼくも並んだ覚えがあります。

ですが、発売後２週間ほどたった時には、普通に店頭に並んでいました。別に行列もせず、普通に買うことができました。そう、あの時の喧騒はなんだったのか？と思うほど、あっけなく感じたものです。

概して、事前に人気があるもの、必要なもの、というのは発売や導入当初は、すぐに買いたい人が多く、また、発売側もその対応に慣れていない、ということで混乱しがちです。そこで飛びつかず少し時間をおけば、買おうとする人も減り、発売者側も慣れてきているのですんなりと買うことできた、ということです。

今回の感染症関連のグッズや制度についても同じことが成り立っていると感じています。例えば、マスクや消毒液、昨年の2月3月には品薄で全然手に入らなかったのですが、今では普通に買えます。持続化給付金も制度の導入当初は混乱し支給が滞っていた、ということもありますが、導入からある程度時間がたったあとであれば、申請すればすぐに支給されたようです。

これと同じことがワクチンについても言えるのでは。今は、接種が始まったばかりで世界中の人たちが欲しがっている状況です。また、接種も始まったばかりで、接種がスムーズに進んでいない、ということもあり、なかなか接種までたどりつくのは時間がかかると思います。ですが、徐々にワクチン接種が行き渡り供給者側も慣れてくればスムーズに接種を受けることができるかと思います。

ワクチンは、国民の生命や経済活動に直結するものなのでドラクエと同列に論じるのは不謹慎かもしれません。もちろん、政府や関係機関には一刻も早く接種が実現するように尽力してほしい、と思います。ただ、一市民としてできることは、できる限りの感染症対策をしつつ、辛抱強くワクチン接種の順序を待つことなのでは、と考える次第であります。