「料理をしますか?」ときいて、「いやー、一人暮らしなんで、自分のためだけに料理をするのはちょっと、、。」という人が往々にしてお会いすることがあります。その気持ちはよくわかるのですが、それは少しもったいない、と思うのでそんなことを。
自分一人、というのは、練習としては最適です。やっぱり、多かれ少なかれ、人に対して作る、というのは緊張するもの。失敗したらどうしよう、、とか、まずいと思われたらどうしよう、、とか。自分一人の時は、そういったことはなく、多少失敗しても、「てへ」で済ませられます。一人で料理をして、ある程度慣れを作っておくと、人に対して作る時でも余裕をもって作れます。
次に、食材を捨てることについて。一人暮らしの人が良く言うのは、「結局、食材を使いきれない。」ということ。一見すると正しいことを言っていると思いますが、ちょっと待ってください。コンビニでも、食堂でも、おそらく食材や料理の廃棄はあるはず。特に、コンビニは恵方巻とか時折社会問題として取り上げられるくらい、たくさんの食材を捨てていたりもします。つまり、食材を捨てるかどうかは見えるか見えないか、だけで、一人暮らしで料理するから食材を無駄にする、ということはないでしょう。継続すれば、食材をうまく使いこなすようにはなれるので、最初のうちはある程度割り切って、料理をしてみる、ということも大切なのかな。
あとは、自分の口に入れるものを選べる、というのも大きい。コンビニで料理を調達すれば、コンビニ食をずっと口に入れ続けることになります。それを、どういったものを口にいれるか、選択肢が広がるのは健康上の理由をとっても大きい。
片づけがめんどう、ということはありますが、これももっともなようでそうではありません。一人で食べるときの調理器具や食器の量は、二人以上で食べた時の量と比べると、少ないはずです。一人での片づけに慣れておくと、二人以上になったときもスムーズにできます。特技は食器洗いとかいうと、結構、女子受けするようです。
色々といってきましたが、一人暮らしだから料理をしない、、というのは、一見合理的に思えるようですが、必ずしもそうではありません。というわけで、一人暮らしの方、試しに料理をしてみませんか。