コンサルティング、名前としては通っているのですが、具体的にどういったことを指しているか、きちんと理解されていない向きが多いのではないでしょうか。ここでは、コンサルティングの本質的なことを少し考えてみます。
コンサルティングは、依頼者の持つもやっとした希望が願望を明確な形に落とすこと、だと思っています。仕事でもプライベートでも、なんとなくこうしたいなぁ、と思っていることありますよね。それは、新規プロジェクトの創出であったり、マーケティング活動であったり、ということもあるでしょう。ただ、依頼者としては、具体的にどうしていいかわからない。じゃあ、どうするか、というと、そこでコンサルタントの出番がやってくるわけです。
そのため、まずやらないといけないこととしては、依頼者がなにをしたいのか、把握すること。そして、具体的な課題に落とし込むことと、その課題をどう解決するか道筋をつけることかな、と思います。手法としては、知識や実例を伝える、ということもあるでしょうし、色々と質問することにより依頼者に気付いてもらう、ということもあるでしょう。また、ポイントは依頼者に「なるほど。」と思わせることができるかどうか。そうでないと、コンサルタントの独りよがり、ということになってしまいます。
そこまで終われば、後、具体的な課題の解決にむかうことになります。それについては、依頼者単独でやるのか、コンサルタントも協力するのか、ということについては、依頼者の能力やコンサルタントの方向性、両者の関係性などによりきまってきます。
ということで、コンサルタントの役割は依頼者のモヤモヤをクッキリさせる、というところがあります。とりあえず、これができればコンサルタントを名乗ってもいいのではないでしょうか。