出世、会社組織の中にいるのであれば、必ず気になりますよね。ただ、こだわりすぎるとそれはそれでマイナスとなってしまうところもあります。そのことについて少し考えてみましょう。
出世にこだわりすぎると
出世、最もわかりやすい仕事に対するモチベーションとなります。社内での地位が高くなるにつれ、仕事の幅が広がり給料も伸びてくる。およそ、組織の中にいる人であって、出世が気にならない人は多分いないでしょう。そのため、ある程度は出世を意識するのは仕方ないことであり、また、そのことにより仕事の意欲が増加することがあります。
他方、出世、必ずしも約束されたことではないですよね。自分の成績、評価はもちろん、同僚の成績、評価、といったところや部門の業績といったところも関わってきます。そのため、努力してもそれが出世に結びつくとは限りません。ですが、「出世する。」ということを意識しすぎると、うまくいかなかったときにモチベーションががっくりと下がります。
また、出世しなければ、という焦りがあり、それが仕事や同僚に対する態度に現れてしまうと、マイナス評価となり、却って出世から遠ざかってしまいます。
出世をあきらめると
今度は逆、出世をあきらめると、仕事に対するモチベーションを保つことが難しくなります。特に、「もう、おれなんて昇進できないからもういいや。」と諦めてしまうと、それが仕事の内容に表れてしまいます。そうすると、周りの評価としても、やっぱりいまいちなものとなってしまい、やっぱり出世からは遠ざかってしまいます。これはこれで、出世をあきらめたことが自分の昇進につながらない、ということでマイナスとなってしまいます。
出世からは離れず遠ざからず
出世、こだわりすぎてもだめですし、全く気にしない、というのもよくないでしょう。出世についてはほどほどに意識しておくことがいい、ということかな、と思います。やっぱり、成長するためにはある程度は出世、というものを意識したほうが仕事の方向性や動機付けには役立ちます。
このほどほど、という感覚、結構難しいです。バランスのとり方として、出世以外の要因も仕事に持ち込んでみる、例えば長期的な成長といった観点やいい仕事をしようという心がけ、同僚とのいい関係の構築、といったことをも目標にしてみると、出世がうまくいかなかったとしても、他の要因でフォローできるので、崩れ落ちてしまうことを防ぐことができます。
日々の生活としては、たんたんと目の前の仕事を片づけていく、ということも大切な心がけとなるはずです。
まとめ
出世、意識しすぎても意識しなさすぎても、いい方向には進みません。ほどよく、意識できると自分を引っ張ることができるでしょう。そのためには、仕事の中に出世以外の要素を見出すこと、それとともに、日々の仕事を粛々とこなすことも大切ですよ。