最近、長野県で参議院の補欠選、という、催し物があります。その際、どういう基準で投票する人を決めているか、ということを考えてみました。
まずは、争点。選挙において、各候補者、もしくは政党において志向する政策があればそこに目を向けます。まあ、わかりやすい例として、消費税を上げるかどうか。争点があると、比較的判断がしやすい。ですが、最近は政策論を聞いても同じようなことをいっている感じがして、争点では決めにくい面があります。
次に、支持政党、つまり、どの政党が決まっていれば、そこが推薦する候補者を選べばいいので楽です。逆に、特定の政党を支持しない、ということであれば、対抗となる候補者に入れるということはあります。支持政党がある、というのは、一つの判断基準です。ただ、最近は与党も野党も、どちらに入れてもな〜、と感じてしまうことも多いです。
それと、現職対新人であれば、現職に対する思いがあります。例えば、通常、変えることに対する不安が先立つので、割と現職が有利になります。逆に現職に対してネガティブな想いがあったり、そこまでいかなくても「そろそろ、変わってもいいよな」となると新人に傾きます。
さらには、その候補者そのもの。この場合、経歴とか学歴もありますし、容姿や年齢、というのもあるでしょう。ぼくは自分に近い年齢だと、加点ポイントにしています。あとは、その人が選挙に対する想い、なんてのもあるでしょう。一回、敗退して、捲土重来を期す、ような感じで出てこられると、なんとなく、その人に入れようという風になってしまいます。
最後は、候補者との距離。自分の知り合いが選挙に出た、といえば、まあ、その人に入れますよね。知らなくても、声を聞いた、とか、握手をした、とか、会った、とか、話を聞いた、というように物理的に距離が近くなると、その人に親密性を感じて、投票行動に移りやすくなります。
本来であれば、上から順に判断基準になってくるべきものかな、、と思います。とはいえ、実際には下が決めてになることが多いと感じます。特に、距離は案外大きいのでは。だからこそ、政治家の人々は選挙となると、選挙カーで走り回ったり、演説したり、握手したりしているのではないかなと。そうそう、基本的に、判断基準に善悪はないと、個人的には思っています。ただ、投票にはいこうね。