先日、環境や状況が変われば価値観も変えるべき、ということをつらつらと書きました。これ、そう簡単にできるのか、というと、必ずしもそうではありません。今回はそんなことをば。

価値観というのは、今まで人生を生きるにあたり、当然のように奉じてきたものです。特に、その価値観をいだいてから、過ごした期間が長ければ長いほど、しんどいです。

特に、価値観は意識にも無意識にも影響を与えるものであるため、意識ではこうすべき、とわかっていてもなかなかそれができない….。その結果、意識と無意識、考えと行動に矛盾が生じたり、精神的なしんどさを感じたりします。

価値観の作り替えが辛いのは、なかなか、その辛さを人は理解できないから。どうしても、他人はその価値観そのものはわかるのですが、価値観が変わるつらさというのは共感しにくい面があります。

じゃあ、どうするか。価値観を変えるということは結構大きな事業であることを認識すること。価値観はその人が生きる指針であり、そう簡単にはゆらぎません。というか、ゆらいだら、その人の生き方に一貫性がなくなってしまいますよね。それを変えるということは一大事業である、と認識しておくと辛くてもそれを受け入れたり、しんどくても仕方がないと思えたりもします。