会計学はむしろ法学に似ている

会計、といったらどんな印象を持ちますか。一般的には、「数字に強い」、「電卓をたたいている」、といった印象をもたれるかと思います。ただ、必ずしもその側面だけではありません。... 続きを読む
会計/税務/監査

キャッシュフロー計算書等式の具体例

前回、こちらでキャッシュフロー計算書の構造について説明しました。これだと、抽象的でイメージがわきにくいので少し捕捉の説明をいたしますね。 http://www.crossborder-accountant.com/basic-structure-of-cashflow-statement... 続きを読む
会計/税務/監査

キャッシュフロー計算書の基礎構造はなにか?

キャッシュフロー計算書の作成方法には直接法と間接法の2つがあります。そのうち、間接法は資産・負債の増減でキャッシュフローを導出しますが、なんでそうなるのだろう、、と思った方もいるはずです。これには、実は数学的な根拠があります。... 続きを読む
会計/税務/監査

財務諸表の種類について

会計において、財務諸表が最終成果物となります。主要な財務諸表には、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の3つがあります。それぞれについて内容を説明します。... 続きを読む
会計/税務/監査

セミナー自主開催への道~前篇

先日、自分で企画したセミナーが無事終了しました。そのときのことを少し、ふりかえってみます。みなさんも自主セミナーを開催するときにはご参考ください。... 続きを読む
ビジネス

会計にすんなり入るためには?

会計を勉強してみたい、という人は結構いるのでは、と推測しております。ただ、なかなかどのように入っていったらいいのか、わからない人が多いのではないでしょうか。... 続きを読む
会計/税務/監査

借金がないことがいいことなのか?

世間では、借金はあまりよくない、という風潮があります。確かに個人レベルで消費者金融からお金を借りまくるのは、あまりいいことではありません。しかし、会社を経営する際には、お金を借りたほうがいいこともあります。... 続きを読む
会計/税務/監査

シンガポールと香港どちらに進出するのか~セミナーを聞いて

先日、香港とシンガポール、日経企業の進出先としての特徴はなにか?というテーマのセミナーを聞きました。 この2つの国、地域特性、ビジネスのしやすさ(税制等)等いろいろと共通していることがあります。しかしながら、相違点もあり、その中で印象に残ったのは次の2点です。... 続きを読む
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会計ってな~に?

「会計」とはよく聞く言葉ですが、それはいったいなんなのでしょうか?私は以下のようにとらえております。... 続きを読む
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基礎となるものは一つだけ~ 7.単一性の原則

企業会計原則第一一般原則の 7. 単一性の原則として以下のように規定されております。 「七 株主総会提出のため、信用目的のため、租税目的のため等種々の目的のために異なる形式の財務諸表を作成する必要がある場合、それらの内容は、信頼しうる会計記録に基づいて作成されたものであって、政策の考慮のために事実の真実な表示をゆがめてはならない。」... 続きを読む
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保守的にいこう!~ 6. 保守主義の原則

企業会計原則第一一般原則の  6.保守主義の原則として以下のように規定されております。 「六 企業の財政に不利な影響を及ぼす可能性がある場合には、これに備えて適当に健全な会計処理をしなければならない。」... 続きを読む
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財務諸表はわかりやすくないと~4. 明瞭性の原則

企業会計原則第一一般原則の4. 明瞭性の原則として以下のように規定されております。 「四 企業会計は、財務諸表によって、利害関係者に対し必要な会計事実を明瞭に表示し、企業の状況に関する判断を誤らせないようにしなければならない。」... 続きを読む
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企業会計原則の構造

さて、先日、おはなしさせていただいた、企業会計原則については、以下のような構造になっております。 1.第一 一般原則 2.第二 損益計算書原則 3.第三 貸借対照表原則... 続きを読む
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今こそ、企業会計原則の振りかえる

会計基準から古くからあるものとして、企業会計原則、というものがあります。これは、読んで字のごとく日本における会計基準の根本的な考え方を記載しております。... 続きを読む
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会計士とコミュニケーション

会計士はコミュニケーション能力があまり高くない、、と批判されることはあります。おそらく、営業をされている人とからと比べると、その批判は当たっている面はあるかもしれません。ただ、会計士が全然コミュニケーション能力がいらないか、というとそうではありません。 例えば、クライアントに対して新しいことを依頼する場合。そのような場合、快く引き受けてくれる場合もあるのですが、必ずしもそうではありません。時折、「なんで、去年はしなかったのに、今年はそんなことをするのだ!」とおしかりを受けるケースがあります。そういう場合、法律が変わっていたりすると、わりと説明は容易なのですが、必ずしも、そうではないケースもあります。... 続きを読む
会計/税務/監査

監査をして身につくこと

時折、将来のキャリアプランとして、税務がいいのか、監査がいいのか、聞かれることがあります。わたし自身は税務に携わったことがないので、税務のことは話せないのですが、監査をすることにより得られるメリットを以下のように説明することがあります。 まず、広い知識が身につきます。監査に従事すれば、会計、監査に関することは当然知らなくてはならないし、その他、税務、法律、IT等様々なことを知っている必要があります。業務の中で(時には業務外で勉強することも必要ですが)、これらの知識が身についていきます。... 続きを読む
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会計の種類 – 財務会計と税務会計

先日は、会計の種類として「財務会計」と「管理会計」について記載しました。今日は、別の切り口として、「税務会計」ということを紹介したいと思います。 税務会計、読んで字のごとく、税金の計算にかかる会計です。税務会計といった場合の「税金」は法人税の計算に用いられることが一般的なので、ここでもこのように使います。 法人税の計算にあたっては、企業が一会計期間(通常一年)で獲得した所得(税務上の利益をさします)を計算し、所得に一定割合を乗じて計算します。こちらの所得の計算にあたっては、基本は会計的な考え方と同様ですが、所得の計算にあたっては、課税の公平及び課税政策の影響を受けるため若干計算方法が異なる場合があります。... 続きを読む
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会計の種類 – 財務会計と管理会計

「会計」といった場合にはいくつかの種類に分けることができます。 まずは、「財務会計」と「管理会計」といった分け方をします。 財務会計は、企業の外部者、例えば、株主、債権者、取引先、投資家等を報告対象としております。このように、財務会計は企業外部者を報告対象としているため、万人にとって内容を理解することができるとともに、他の企業との比較可能性を担保していることが必要となります。そのため、財務会計については、様々なルールがあります。... 続きを読む
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会計とは記録することである

「会計」とはなんでしょう、と聞かれるときがあります。 もちろん、「会計」の定義については、色々な人が色々な定義をあげているのですが、自分自身は「会計は企業活動の結果を数値により記録することである。」と考えております。 つまり、会計は記録である、ということにおいて家計簿、日記、あとは最近よくとりざたされる「レコーディングダイエット」などと共通している、と思います。 数値を用いることにより、前期との比較や他社との比較ができるようになっています。もし、これは、文章により記述だと、こうわいきません(とはいっても、数値だけだとこれはこれで情報として不足するので、説明文書みたいなものは添付されることもありますが)。... 続きを読む
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監査報酬と独立性をめぐる諸考察

以前のブログで、監査は第三者から立場で財務諸表の適正性(正しさ)を検証する、と書きました。ただ、通常、監査制度は、監査をする人(通常、監査法人)はクライアント(監査を受ける側)からお金をもらいます。 そこで、よく言われることとして、「お金をもらっていて、公正な監査ができるか?」ということです。つまり、お金をもらっている以上、クライアントの言うなりにならざるを得ないんじゃないの?ということです。この批判には確かに一理あって、お金をもらうことにより、クライアントに遠慮してしまう、確かに考えられることであります。... 続きを読む
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会計士は正論を吐くのが仕事です!

私が、監査業務に従事していた頃に意識していた考えとしては「会計士は正論を吐くのが仕事である」ということです(ちなみに、監査以外の業務をしているときは異なります。) というのは、監査をしている場合、会計処理、管理の方法、依頼する資料等々、お客さんと考えが一致しないケースというのは往往にしてあります。それは、お客さんにも、事情があって、例えば、予算であったり、管理用の人員や業務の流れであったり、資料の準備が煩雑だという事情があったりします。... 続きを読む
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「簿記」と「会計学」の違い

(広い意味での)会計を勉強すると、「簿記」という言葉と「会計学(財務諸表論ともいう)」という言葉の2つを聞くことがあります。これは、それぞれ、どんなことを勉強するのだろう、と考え込んでしまうことがあります。 自分のとらえ方は以下のとおりです。 まず、簿記とは、ある経済事象が発生したときにどのように記録するかということです。例えば、原価 100の建物を5年で減価償却する、といった場合は次のような仕訳になります。... 続きを読む
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監査って、な~に

私は、以前、会計士として財務諸表監査という仕事をしていました。というと、「財務諸表監査とはなにですか?」と聞かれます。以下では、少し、それについて書いてみます。 監査とはなにか、といいますと、第三者的な立場で監査の対象となる項目が適切に作成されている、もしくは実施されていることをチェックすることをいいます。財務諸表監査というと、監査の対象が財務諸表である、ということになります。さらには、財務諸表は、企業がある一定の期間にどれだけもうけたか、とか、ある一時点でどれだけ財産を持っているか、ということ等を記載している書類です。まあ、家庭でいえば家計簿を集計したようなものですね。つまり、砕けた言い方をすると企業が家計簿をちゃんとつけていますか?ということをチェックするようなお仕事です。... 続きを読む
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まずは簿記から

会計を勉強したい、という人にお勧めなのがやっぱり、簿記の勉強をしてみる、ということです。 簿記は、日々の取引の記録方法から最終財務諸表の作成までの一連の手順を記録する方法のことをさします。具体的には、日々の取引について、仕訳という方法で記録し、試算表に集計して、決算の修正を加えて、最終財務諸表である貸借対照表、損益計算書、その他の財務諸表を作成します。 ひとことで書けば、上記のようになるのですが、もちろん実際にはたくさんのルールがあり、それを勉強していく必要があります。... 続きを読む
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