世間一般的には、有言実行はいいことだ、というように言われています。もちろん、そうなのですが、そうはいっても、毎回毎回有言実行がいいというわけではありません。このことを考えてみました。
信頼感が高まる
有言実行、人から信頼を得るには、これに勝るものはない、、といっても過言ではありません。言ったことをやる、当たり前だと思われがちですが、決してそうではなく、やってみると面倒臭かったり大変だったりしますよね。また、つい、言ったけどやらなかった、ということもあるでしょう。結構、そういうこと起こりがちなので、逆に自分の言動に責任をもち、それを完遂する、ということは一つ信頼を勝ち取るための手段となるでしょう。
行動が制約される
有言実行の問題としては、自分の言動に行動が縛られてしまう、ということがあります。つい、思い付きで口走ったり、状況が変わったり、思いのほか負担が大きかったり、ということがあった場合であっても、有言実行にこだわると、負担が大きくなりすぎてしまう。よくありがちな、引っ込みがつかなくなった、ということで方向転換ができなかったということはよくあることでしょう。
一つ高い視点から見ること
有言実行、それをすることによるメリットデメリットというものがあります。そのため、有言実行をすることがいい場合もあるし、悪い場合もあるでしょう。おそらく、状況に応じて、時には有言実行、時には有言不実行を使い分けていく、ということが必要でしょう。有言実行を金科玉条とするのではなく、それの持つ効果と費用を比較して、効果が大きいと思った場合は有言実行を行う、ということでしょう。
とはいえ、有言不実行の割合が多くなると、信頼を失うので、有言実行の割合が大きい方が望ましいといえます。