つい、小さなことで悩んでしまうも仕方がない、でもそれは実は幸せなことなのですよ

もちろん、大きなことで悩んだり嘆いたりしてしまう、ということがあるでしょう。逆に、小さいことで悩んだりしてしまうこともありますよね。そんな時は、悩みの泥沼にはまってしまい辛いのですが、今回もそんなことを徒然と。

小さいことでも悩んでしまう、やっぱり、人間の性質上、致し方ないことかな、と思います。時に、「なんで、僕はこんなことで悩んでいるのだろう。」とか、「こんなことで悩んでいる自分はダメだ。」とか、思ってしまうこともありますよね。ですが、悩んでしまう、というのは、なにがしか、意識的もしくは無意識的に自分にとって大切なことがあって、そこになにがしかの事情で抵触するので悩むのでは、と思います。つまり、悩むことがその人にとって必要であるから悩んでいる、ということです。なので、悩んでいることをさらに悩んだり苦にしたりする必要はなく、悩んでいる対象そのものに力をかけてみるといいでしょう。

でも、些細なことで悩めるのは、幸せなことと言えば幸せなことです。人間の心はたくさんのことでは悩めないようになっています。一つの大きな悩みが苦しみがあれば、他の事は相対的に小さくなってしまい、「些細なことで悩む。」ではなく、大きなテーマで悩んでしまいます。なので、際立って大きな悩み事がなく、些細なことで悩んでしまう、という状態は実は幸せなことなのです。

一般的に年を取れば悩まなくなる、と考えられていますが、これは、当てはまることと、当てはまらないことがあります。過去に同じことで悩んでいれば、その悩みに対して対応することができるようになります。年を取れば経験が増えるので、その分、悩みにくい。人生がわかってくるから、それほど一つのことに対して悩まなくなるわけです。とは、年をとっても、やっぱり、悩むときは悩んでしまうものです。

ということで、ささいなことで悩むことができる、というのはある意味幸せなことです。その幸せを味わいながら、ささいなことに全力で悩んでみる、そうすると、どこかで光明が見える日も来るかもしれませんよ。

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