部下として働いている時にあまりお客さんの前に出たがらない上司っていませんか。これは、単に手を抜いているのではなく、表に出るタイミングを見計らっているかもしれませんよ。
直接向き合うと流されてしまう
商売をしていると、お客さんから無理めな依頼を受けたり、クレームを受けたりすることがあります。また、どうしても、お客さんが期待が出てこない場合もあるでしょう。このような場合において、直接、対応しているとついお客さんのペースに乗ってしまいがちです。そうすると、時には過度にお客さん側によりがちな対応をしてしまいます。
この時、担当者から状況を聞くようにすると、お客さんのペースに乗らないことができます。そうすると、冷静な判断がしやすくなり、結果としてお客さんにも自社側にもメリットのある決定をしやすくなります。
重要な意思決定について時間を稼げる
ミーティングなどでお客さんと向き合っていると、時として重要な意思決定を迫られるようなケースもあります。このような場合、上司が同席してしまうとその場で意思決定をしてしまい、結果として、誤った決定となってしまう可能性があります。
この場合、上司が同席していないと、「上司の~~に確認してからお答えします。」といってその場をしのぐことができます。そして、重要な意思決定を行うための時間を作ることができます。
ただし、注意点としては、これを多用するとお客さん側に「なんのためにミーティングしているのだろう。」と思われてしまう可能性もあります。ミーティングをする際にはある程度の権限者が出ていくか、もしくは、最初から権限がない旨を明示しておいて、今回は話を聞くだけ~というスタンスをあらかじめ言っておくなどの対応が望まれます。
事務処理的なことを回避できる
これは、特に上司が一人でお客さんのところに行く場合にあてはまるのですが、上司がお客さんの所に行くと、雑務、例えばアポ取りや資料の準備などをする必要があります。また、上司は重要なことに気を取られて、細かいことは取りこぼしてしまうこともあるでしょう。
そのため、お客さんには担当者を配置し、通常はその担当者にまかせる、もしくは、担当者と一緒に行くということにして、細かいアレンジはできる限り担当者にしてもらう、ということも必要でしょう。
まとめ
上司がすぐに表に出ていかず、出ていくタイミングを計る必要があります。そして適切なタイミングで表に出ていって、問題解決等をはかるということが求められます。