先日は、申告書の書き方や流れを学ぶためには、問題を解いてみることが有効だ、という投稿をしました(詳細はこちら)。とはいえ、申告書の数字の流れだけわかっても、片手落ちでやはり、税務の基本的な理論について抑えておく必要があるでしょう。その中でも、私のおすすめをいくつかあげておきます。
この本は有斐閣から出版されており、もう、第10版以上版を重ねております。この書籍は、税金とはなにか、税金を納めるための法律的な背景はどこか、というところから、各種税金に関する実体法、手続法(租税処罰、救済法)について、幅広く取り上げています。
ゼミの中で論点を語り合っている場面や、先生が後から追加の説明をしている、という形式で文章を進めております。文書の説明も平易で、結構、頭にすっと入るような、読みやすい内容となっています。