手続業務、税務、登記、社会保険等は共通する、難しさがあります。今回はそれについて少し考えてみましょう。
これら手続業務の特徴として、提出する前であればいかように(と言うのは大袈裟だが)なるのだが、いったん提出してまうとそれを直すのはとても大変だ、と言うことです。
たとえば、税務であればいったん申告する前であれば少し数字を入れ替えるだけでほとんど苦労をしない、ということはあるでしょう。でも、いったん、申告し、申告期限を過ぎてしまうと、修正が難しかったり、場合によっては取り返しがつかない、ということもあります。
ですので、やっぱり、提出する前は細心な注意を払う。見直し等は当たり前、できればダブルチェックはしたいところ。曖昧なところはきちんと確認し、場合によっては税務署等の当局や、別の専門家にきちんと確認したい。見切り発車は危険で、きちんと時間をとって、余裕を持って対応したい。
じゃあ、提出したあとはどうなのか。そうなってしまうと、修正するのはとても難しいです。もちろん、一定の場合、税務であれば修正申告というように修正することできる場合もあります。
じゃあどうするか、というと開き直る、、ということが一つの解法です。過去はなるべく振り返らない。税務調査が予定されていた時、従前は見直していたのですが、最近は見直さない。誤りを見つけてもその時点では手遅れだから。だったらいっそのこと、見直さないほうが精神衛生上いい、とも考えます。もう出してしまったのだから腹を括ってしまえ、ということです。