人の傾向として、うまくいかなかったこと、コンプレックスに感じていることは、自分の中に秘めてしまうことがあります。実は、それは捨ててしまったほうが楽になる、のですが、そんなことを少し考えてみます。

まず、オープンにしないと自分一人で悩み続けることになります。周りの人は助けてくれないので、一人で対処する必要がある、ということです。自分一人の考えは、限度もあるし、盲点もあるし、思考がいったりきたりするし、時としてなかなか解決に至らないこともあるでしょう。でも、他者の力を借りると、パッと解決してしまう、そんなこともあるでしょう。

あとは、隠すことは結構エネルギーを使うのですよね。時として、嘘もつかないといけないし、気を緩めることもできない。関係者が複数人に渡る時は、かん口令をしかないといけない。で、隠す期間が長ければ長いほど、発覚したときのダメージも大きくるなる、そんなこともあります。

隠していることにより、そのことが自分の心の中で大きくなってしまう、そんなこともあります。実は他の人から見ると大したことではないのに、自分の中では重荷になってしまっている。そこに他者の目を当てると実はたいしたことでなかったことがわかり、気持ちが楽になるということもあります。

なので、人は秘め事を作ってしまいがちですが、オープンにしたほうが実は楽だったりもします。そうそう、秘めないといけないことは極力作らない、ということも大切ですよね。